====== Leopardでの仮想メモリの最適化 -考察編- ====== 以前「[[blog:2006:2006-02-16|スワップの最適化]]」という記事を書きました。この記事はTiger用のものですが、Leopardではどうなのかな?と思い調べてみたところ、。**先の記事内容はLeopardには適用できない**という事が判明しました。 仮想メモリの管理自体は、Leorpadでも''dynamic_pager''を用いて行っているのですが、''dynamic_pager''の起動方法が変わったようです。 Tigerでは伝統的なrcスクリプトで起動されていましたが、Leopardでは''Launchd''で起動するようになっており、''/etc/rc''自体が無くなっています。 では、''Launchd''用の設定ファイルはどこにあるかというと、''/System/Library/LaunchDaemons/com.apple.dynamic_pager.plist''がそれです。このplistの中身を弄ってやればよさそうなのですが、1つひっかかる事があります。暗号化の設定の記述がないのです。 Leopardでは仮想メモリの暗号化(システム環境設定>セキュリティ>一般>安全な仮想メモリを使用)が標準で有効になっています。これは''dynamic_pager''に''-E''オプションをつけることで実現しているのだと思いますが、上記plistにはその設定がないのです。 ということは、このplist以外のどこかでオプションの制御を行っている訳で、どうせ書き換えるならそっちの方がいいかな、と思ったりする訳です。/System/Library/〜の方はマスターっぽい感じがするので、出来るだけ書き換えたくはありません。 現状で判明しているのはここまでです。目下、最適な設定方法を調査中です。