====== ロシアの白パン、シティ・ローフが簡単だけど素朴で美味しい ====== 朝食用のパンを自分で焼くようになって1年ほどになる。 市販のパンは毎日食べるには甘すぎぃ!!って所から始めた自作なんだけれども、最初はフライパンでお手軽に作る方向だったのに、オーブンを使った普通のパン→天然酵母を使ったパン→型買って食パン→クリームパンを作ってみたり、小麦粉の種類を様々試してみたりと、生来の凝り性が災いし着々と沼っているのである。 最近はハード系のパンや黒パン欲が出ているのだが、色々と面倒なんですな。材料がちょっと違ったり、フランスパンにはフランスパンの型が必要だったり、ライ麦粉は良いお値段だし。 そんな中、嫁が「[[https://jp.rbth.com/cuisine/83786-city-loaf-katei-de-yakeru-soren-fuu-chousyoku-pan-recipe|シティ・ローフ:家庭で焼けるソ連風の朝食パン]]」なるものを見つけてきた。前発酵があり少し面倒ではあるものの、材料・手順ともにシンプル。なのにこれがなかなかどうして超美味しいじゃありませんか。 シティ・ローフが作れなくなると、うちのQoLが激下がりなので、レシピを転載させていただく。 ===== 材料 ===== 前発酵生地用 ^ 材料 ^ 分量 ^ 備考 ^ | 強力粉 | 225g | | | 水 | 125g | 30℃くらいに温める | | ドライイースト | 2g | 生地用 ^ 材料 ^ 分量 ^ 備考 ^ | 強力粉 | 190g | | | 水 | 100ml | | | バター | 10g | | | 砂糖 | 17g | 半量にするとほんのり甘い程度になる。お好みで。 | | 塩 | 6g | 前発酵生地のおかげか、分量や材料には結構寛容に思う。うちでは強力粉の一部を全粒粉に置き換えたり、砂糖を半量にしているが失敗知らず。 ===== 作り方 ===== 前発酵生地 - 材料を混ぜる  * はじめに水っぽさがなくなるまで指先で混ぜると、手のひらがベタベタしなくて済む - 生地がまとまり滑らかになるまで、手のひらで数分こねる - 生地ができたらボウルの底に広げ、乾かないように濡れ布巾やラップをかぶせ2時間程度発酵させる  * 元レシピによれば「大きく膨らんでから少し縮み始めたら出来上がり」だそうだが、ここまで行かなくても問題なさそう 生地 - できあがった前発酵生地に、砂糖、塩を溶いた水を加える - 更に強力粉、室温に戻したバターを加える - 生地が一体化するまで10分程度こねる * ここでも、はじめに指先で混ぜておくと、手がベタベタせずに済む - 生地が滑らかになったら生地を丸め、薄く油を塗ったボウルに入れる * 生地捏ねで使ったボウルでOK - 乾燥しないように1.5時間ほど発酵させる。大きさが倍になったら完了 焼成 - 膨らんだ生地を作業台に置き、拳で空気を抜く - 三等分に丸め、乾燥しないように10分ほど休ませる - 1つの塊を厚さ1cmほどに伸ばす - 祝儀袋を折る要領で、左右を三つ折りにする - さらに上下を閉じるように二つ折りし、餃子の皮を閉じる要領で開いてる面を閉じる - レモンのような形に成形する * ピロシキのような形、と言った方が分かりやすいかも。 - クッキングシートを引いた天板に置き、乾かないように45分ほど発酵させる * かなり膨らむので間隔は十分に空ける - 220℃に予熱したオーブンで15~20分焼く * 焼き時間はオーブン依存とはいえ、20分はやり過ぎな気がする。まずは13~16分くらいで様子を見るのが良いと思う。13分だとソフトフランスのような焼き上がりになる。