====== FreeBSDのインストーラ環境にsshでログイン出来るようにする ======
===== まえがき =====
自由なZFS構成でFreeBSDをインストールする場合など、インストーラのシェル(以下Live環境とする)で大量のコマンドを発行しなければならない事がある。コンソールで直接打つのは面倒かつ事故の元なので、Live環境にsshでログイン出来るようにしちゃおう大作戦。
===== 試した環境 =====
* FreeBSD 11.0-RELEASE
* FreeBSD 11.1-RELEASE
unionfsが使えるバージョンならどれでも行けると思う。多分。
===== 手順 =====
==== NICの設定 ====
インストーラからシェルに落ちてNICにIPアドレスを降る。
# ifconfig em0 192.168.0.100 netmask 255.255.255.0
必要ならデフォルトゲートウェイを設定する(通常、LAN内なら不要)。
# route add default 192.168.0.1
==== unionfsの設定 ====
# mkdir /tmp/etc
# mount -t unionfs /tmp/etc /etc
==== sshdの設定 ====
rootでのログインを許可する。
# echo 'PermitRootLogin yes' >> /etc/ssh/sshd_config
rootのパスワードを設定。
# passwd
sshdを起動
# service sshd onestart
==== sshでログイン ====
「NICの設定」で設定したIPアドレス宛にsshし、rootでログインできれば成功。
{{:freebsd:ssh_login_to_freebsd_live_environment.png|}}
当然ながらrootであるからして、特にVPS環境などで行う場合はセキュリティ面に十分配慮されたし。実際、新規VPSで4時間ほっといただけで5回も攻撃されたし…(llФwФ`)ガクガクブルブル。IP晒し上げ!!
{{:freebsd:freebsd_live_environment_ssh_attack.png|}}