Leopardでの仮想メモリの最適化 -考察編-

以前「スワップの最適化」という記事を書きました。この記事はTiger用のものですが、Leopardではどうなのかな?と思い調べてみたところ、。先の記事内容はLeopardには適用できないという事が判明しました。

仮想メモリの管理自体は、Leorpadでもdynamic_pagerを用いて行っているのですが、dynamic_pagerの起動方法が変わったようです。

Tigerでは伝統的なrcスクリプトで起動されていましたが、LeopardではLaunchdで起動するようになっており、/etc/rc自体が無くなっています。

では、Launchd用の設定ファイルはどこにあるかというと、/System/Library/LaunchDaemons/com.apple.dynamic_pager.plistがそれです。このplistの中身を弄ってやればよさそうなのですが、1つひっかかる事があります。暗号化の設定の記述がないのです。

Leopardでは仮想メモリの暗号化(システム環境設定>セキュリティ>一般>安全な仮想メモリを使用)が標準で有効になっています。これはdynamic_pager-Eオプションをつけることで実現しているのだと思いますが、上記plistにはその設定がないのです。

ということは、このplist以外のどこかでオプションの制御を行っている訳で、どうせ書き換えるならそっちの方がいいかな、と思ったりする訳です。/System/Library/〜の方はマスターっぽい感じがするので、出来るだけ書き換えたくはありません。

現状で判明しているのはここまでです。目下、最適な設定方法を調査中です。