間もなくHigh Sierraがリリースされるというのに、今更Sierraの話題でごめんね。
Macで4kモニタをDisplay Port 1.2のMST1)モードで繋げて使ってる人は、10.12にしてはいけない。もれなくマウスカーソルの挙動がバグる。ウィンドウの境界にマウスポインタを持って行くと、アイコンがウィンドウのリサイズ操作を意味する「↔」に変わるけど、この変の挙動がおかしくなる。
まず、ウィンドウ境界の判定がおかしい。ポインタの表示は「↔」とかに変わるが、実際に操作しようとすると正常に機能しない。詳しく調査はしてないけど、境界の左右どちらか幾分ズレた所に操作領域があるっぽい。そして、一度変わったポインタアイコンは、操作領域を外れても元の通常ポインタ表示(「↖」こんなやつ)に戻らない。でも機能としては通常のマウスカーソルである。
このバグはウィンドウ境界だけではなく、Finderの列幅調整などのドラッグで操作可能な部分でも起きる。
本国のフォーラムではSierraリリース直後から問題が報告されてるのに、10.12.6でも直ってない。それどころか、High Sierraのβ版でも直ってないみたい(改善はされてるらしいが何かの拍子に再発する模様)。
僕はYosemite以降のOSXがどーも肌に合わなくてMavericksを使い続けてるんだけど、そろそろ各種アプリのサポートが切られ出したから重い腰を上げてSierraに更新した矢先の仕打ちですよ。こんなこともあろうかと、別パーティションで試してたのでソッコウでMavericksに戻って事無きを得ましたけどね。
それにしても、Yosemite以降のOSXって本当に品質が悪過ぎじゃないですかね…。このバグにしたって、社内で外付け4kモニタ使ってる人がいれば一発で発覚するだろうに。まともにQAチェックもしてないんだろうね。公式で4k情報を出すくらいなんだから、最低限のチェックくらいはしてもらいたいものだね。
こんな調子じゃ当分10.9から離れられなさそう。いよいよもって10.9じゃ立ち行かなくなったら、その時はもうMacを止めるかもしれない。