XigmaNASの設定XMLファイルを書き換えて、無理やりマウントポイントの設定を行っちゃおうっていう、完全なるバッドノウハウ記事。
WebGUIの「ディスク > マウントポイント > マネージメント」で追加しろよって話なんだが、XigmaNAS 12.1.0.4 (Ingva/revision 7743)ではバグってるようで、マウント対象のディスクに何も表示されないのよ…。
過去のバージョンで設定したものは問題のバージョンに更新後も正常に動いている。となれば、どうにか設定を流し込んで永続化できれば動くハズ。で、苦肉の策で思いついたのが、設定のバックアップ&リストアを使えば行けるんじゃね?っていう。
試してみたら上手くできたので、記録として残しておく。
1. XigmaNASのWebGUIの「システム > 設定のバックアップ」から設定XMLを書き出す。
2. 設定XMLのmounts要素の中にマウントポイント情報を書く。
<mounts> <mount> <uuid>fe8974cf-548c-4aa9-91bf-80bb542cf153</uuid> <type>disk</type> <mdisk>/dev/da0</mdisk> <partition>p4</partition> <fstype>ufs</fstype> <gpt type="bool">1</gpt> <rawuuid>781bae78-8c56-11e7-b005-000c29de16ba</rawuuid> <devicespecialfile>/dev/ufsid/59a4be63ab3efa3e</devicespecialfile> <fsck type="bool">1</fsck> <sharename>sys</sharename> <desc>usb</desc> <accessrestrictions> <owner>root</owner> <group>wheel</group> <mode>0777</mode> </accessrestrictions> </mount> </mounts>
タグ | 意味 | 備考 |
---|---|---|
<uuid> | たぶんXigmaNASがマウントポイントを管理するのに使うUUID | |
<type> | デバイスの種類 | |
<mdisk> | マウント対象のデバイスファイル | |
<partition> | デバイファイルのパーティション識別文字列 | |
<fstype> | ファイルシステムの種類 | |
<gpt> | たぶん対象のディスクがGPTであることを表す | |
<rawuuid> | デバイスのUUID。gpart list デバイス で表示されるマウント対象のrawuuidを指定する。 | |
<devicespecialfile> | UFSの場合はdumpfs -l デバイス で表示されるパスを指定する。 | |
<fsck> | たぶん起動時にfsckするかどうかのフラグ | |
<sharename> | /mntのマウント先ディレクトリ名 | |
<desc> | XigmaNASのマウントポイントの詳細情報 | |
<accessrestrictions> | アクセス制御 | |
<owner> <group> <mode> | 字面のとおり |
4.「システム > 設定のリストア」で書き換えた設定XMLでリストアする。
とりあえず、目先の回避だけできればいいので、各要素の詳細は調べてない。重要なのはmdisk, partition, fstype, rawuuid, sharenameかな?devicespecialfileは指定しなくても動きそうな気もするけど、わかんにゃい。
早くバグが直りますように。