本日、ついにOpenZFS 2.0がリリースされた!!
リリースノート:Release OpenZFS 2.0.0 · openzfs/zfs · GitHub
Today we released OpenZFS 2.0, based on the unified code for Linux and FreeBSD. New features include sequential resilver, persistent L2ARC, zstd compression, and lots of performance improvements! https://t.co/SOHgzMln94
— OpenZFS (@OpenZFS) November 30, 2020
ZFS環境的には、なんといってもLinuxとFreeBSD向けの実装が統合され、1つのソースツリーからビルドされるようになったのが大きい。実態としては、以前から書いてきたとおり、ZFS on LinuxプロジェクトがOpenZFSプロジェクトとなり、FreeBSD向けの修正が行われたという感じで、“統合”って感じではないんだけど、いずれにせよZFSを取り巻く環境は今後ますます発展していくことだろう。
機能面では、永続的L2ARCと圧縮アルゴリズムとしてZStandardが追加されたのが大きいかな。
これを書いている時点で、PortsのOpenZFSの方はまだ更新されてないが、遅かれ早かれ2.0になると思われる。FreeBSDのベースシステムのZFS実装が置き換わる具体的な時期は不明だが、当初の計画では13.0-RELEASEで置き換わることになってたはず。こちらも無事に進んでくれることを祈りたい。