桐材にワトコオイルのナチュラル色は合わない

近頃の毎週末は棚づくりに勤しんでいる。サボり期間を経つつ1ヵ月ほどかけて、ようやく塗装までこぎつけた。

材料の桐の調湿性を損なわないよう(効果はほとんどないと思うけど気持ちの問題)、塗料はワトコオイルのナチュラルにしてみたんだけど、これがまぁ失敗かなと。期待とは裏腹にだいぶ黄色い仕上がりとなってしまった。

言わずもがな、上が塗装後で下が塗装前。塗装後の方は、桐の白く淡い感じが完全に消えパイン材みたいになってしまった。加えて、見にくいけど塗った方の右上、シブの部分(桐材特有の紫っぽく変色した部分)が茶色っぽく強調されて、大変残念な感じに……。

古びた感じを出したい人にはいいかもしれないけど、個人的には桐の風合いが台無しというほかない。桐を含め白っぽい木にはホワイトの方が合うと思われる。どこぞで「ホワイトは白色をそのままコーティングしたような仕上がり」と見てナチュラルにしたんだけど、結果的に選択ミスだった。

ウェット研磨と乾燥を経て、少しでも落ち着いてくれることを祈るばかりですよ。

初めてワトコオイルを使ってみたけど、だいぶニオイが独特。オイル系にしてはニオイ控えめって事らしいけど、とても室内で濡れるようなレベルではない。ドクダミとミントと灯油を混ぜたような、うんにゃりとした感じ。これならシンナーのガツンと臭い方がマシだなー(個人の感想です。)