VistaからOS自体がDVD-RAMを完全サポートし、DVD-RAMを使う上でPanasonic謹製の所謂“DVD-RAMドライバ”は必須ではなくなった。
だがしかし、DVD-RAMドライバには以下の極めて有益なアプリが含まれる。
これらをWindows 7で使う方法の解説。
後の工程のため、Windowsの一時ファイル置き場を空にしておく。
エクスプローラのアドレスバーに「%TEMP%」と打ち込み、開いたフォルダの中身を全削除。TEMPフォルダは開いたままにしておく。
幾つか消せないフォルダ&ファイルがあるかもしれないが、それらは無視してOK。
公式サイト(2015-02-12現在)からDVD-RAMドライバを拝借する。もしページが無くなってたら、VistaDrv5301PJP.exeでググレカス。
インストーラを起動すると「インストールするソフトウェアは、このオペレーティングシステム用ではありません」とダイアログが出るが、消さずにそのままにしておく。
TEMPフォルダのどこかのフォルダにDVD-RAMドライバが展開されてるので、1つずつ開いて探し出す。フォルダ名はインストーラを実行するたびに変わると思うので虱潰しに探さねばならない(なのでTEMPフォルダの掃除が必要)。
↓中身はこんな感じ。プログラマーがペイントで作ったようなイカにもなアイコンがナウいね!
見つかったファイル群を分かりやすい場所に丸ごとコピーし、インストーラのエラーダイアログを消す。抽出したファイルは後世大事に取っておきましょう。
サルベージしたDVDForm, WPToolを使おうとしても、やはり「サポート外のOS」とエラーが出て起動しないので、ファイルのプロパティ→互換性→互換モードでWindows Vista (Service Pack 2)に設定する。
これでDVDFormとかが使えるよ!やったねたえちゃん!
そもそも何でDVD-RAMドライバを引っ張り出す必要があったかというと、古から伝わる手持ちのDVD-RAMを整理してたらWindows標準のフォーマッタではフォーマットに失敗するメディアがあり、それならば開発元であるパナ謹製のDVDFormなら行けんじゃね?と思いついたから。で、試してみたら見事にフォーマット出来た。流石純正品。
それでもフォーマット出来ないメディアは、パナのDVDマルチドライブに突っ込んでみたら行けた。パナさんマジぱねっす。開発元の面目躍如って所ですかね。DVD-RAM使いはパナのドライブを1台持ってると安心かもしれない。
一般的には、その昔ライトプロテクトしたDVD-RAMに書き込めないんです(>_<;) という状況で、WPToolを今のマシンで動かす方の需要が高いかな?
それにしても往年のDVD-RAMは夢のメディアだったなぁ…。HDDが30GBとかの時代にフロッピー感覚で使える4GBもの大容量!焼きミスとも無縁で、個人的には実に使い勝手が良かった(その代わり、粗悪なメディアだとデータが化けておじゃんになる、なんてこともあったけどw)。今でこそ殆どのドライブで読み書き出来るけど、当時は読取すら出来ないドライブが多くて、データ交換メディアとして使えなかったのが厳しかったか。あとはDVD-RAMドライバの入手が大変だったなぁ。バルクドライブだとサードパーティのパケットライトソフトしかついてこない事があって、純正RAMドライバ探しに検索しまくったものだ。いざ見つけても特定のドライブが付いてないとインストール出来なかったりとかで落胆した事もあったw 何もかもみな懐かしい。