差分
このページの2つのバージョン間の差分を表示します。
次のリビジョン | 前のリビジョン | ||
blog:2014:2014-11-30 [2014-11-30 13:15] Decomo 作成 |
blog:2014:2014-11-30 [2015-01-06 11:51] (現在) |
||
---|---|---|---|
行 1: | 行 1: | ||
- | ====== Intel NUC DN2820FYKH でNAS4Freeが動かない件 ====== | + | ====== Intel NUC DN2820FYKHでNAS4Freeが動かない→解決 |
- | 実家にNASを設置しようと思い、7月頃にDN2820FYKHを買ったまま延々放置してた。 | + | 実家にNASを設置しようと思い、7月頃にDN2820FYKHを買ったものの延々放置していた。 |
ようやく昨日から手を付けだし、使い慣れたNAS4FreeをUSBメモリに書き込んでお手軽NASゲットだぜ!!と思いきや、ブートシーケンスでカーネルパニック起こしやんの。これはBIOSを最新にしたら直ったが、今度はNICを認識してねぇ! | ようやく昨日から手を付けだし、使い慣れたNAS4FreeをUSBメモリに書き込んでお手軽NASゲットだぜ!!と思いきや、ブートシーケンスでカーネルパニック起こしやんの。これはBIOSを最新にしたら直ったが、今度はNICを認識してねぇ! | ||
- | dmesgを見るとre0を生やそうとしてるが「re0: | + | dmesgを見るとre0を生やそうとしてるが「re0: |
+ | |||
+ | 早いところ、NAS4Freeが9.3Rベースになってくれれば良いんだけどなー。とりあえず、自分でパッチを当ててNAS4Freeをビルドするか、if_re.koを作るかするしかないか…。 | ||
+ | |||
+ | |||
+ | ===== 自前if_re.koのインストール ===== | ||
+ | |||
+ | **(2014-12-01 追記)** | ||
+ | |||
+ | if_re.koを自分で作ったら上手く動いたので、以下、手順。 | ||
+ | |||
+ | ==== if_re.koのビルド ==== | ||
+ | |||
+ | FreeBSD 9.2-RELEASE環境が必要。うちは家鯖が丁度9.2だったが、環境がなければ仮想マシンで仕立てるのが手っ取り早いかと。その場合はカーネルソースも忘れずにインストールの事。 | ||
+ | |||
+ | - Realtekからドライバのソースを落とす。「FreeBSD 7.x and 8.0」となっているが、9.0系でも使える。 | ||
+ | - 展開 | ||
+ | * <code bash>tar xvzf rtl_bsd_drv_v188.tgz | ||
+ | cd rtl_bsd_drv_v188 | ||
+ | </ | ||
+ | - ソース修正 | ||
+ | * そのままではコンパイルが通らないので、if_re.cの75行目らへんを修正。< | ||
+ | #include < | ||
+ | ↓ | ||
+ | #include " | ||
+ | </ | ||
+ | - make | ||
+ | |||
+ | 問題なければカレントディレクトリにif_re.koが出来てるハズ。システム標準のものに比べると、サイズがやたらデカイのが少々気掛かり。 | ||
+ | |||
+ | ==== NAS4Freeに組み込む ==== | ||
+ | |||
+ | 出来上がったif_re.koをFATなUSBメモリにコピーし、DN2820FYKHのNAS4Freeが起動したら挿す。USB周りでエラーっぽいメッセージが出るかもしれないが、まぁ気にしない。以下、挿したUSBはda1として話を進める。 | ||
+ | |||
+ | - NAS4Freeのコンソールメニューからシェルに落ちる(確か6番)。 | ||
+ | - USBをマウント | ||
+ | * <code bash> | ||
+ | mkdir /tmp/usb | ||
+ | mount_msdosfs /dev/da1s1 /tmp/usb # da1s1は適宜読み替えの事 | ||
+ | </ | ||
+ | - if_re.koが読み込めるかテストする。読み込めなければ作成に失敗してると思われる。 | ||
+ | * <code bash> | ||
+ | - if_re.ko.gzの作成 | ||
+ | * <code bash> | ||
+ | cd /tmp | ||
+ | cp usb/ | ||
+ | gzip -9 if_re.ko | ||
+ | </ | ||
+ | - NAS4Freeの起動USBをマウントし直す。 | ||
+ | * NAS4Freeの起動ディスクは読込み専用でマウントされているので、書き込み出来るようにマウントし直す必要がある。< | ||
+ | umount /cf | ||
+ | mkdir cf | ||
+ | mount /dev/da0s1a /tmp/cf | ||
+ | </ | ||
+ | - if_re.ko.gzをコピー | ||
+ | * <code bash>cp if_re.ko.gz cf/ | ||
+ | - loader.conf.localを編集 | ||
+ | * if_re.koを読み込むように設定。< | ||
+ | - 再起動 | ||
+ | * <code bash> | ||
+ | |||
+ | これでNAS4Free 9.2.0.1でRTL8111Gが使えるようになる。 | ||
- | 早いところ、NAS4Freeが9.3Rベースになってくれれば良いんだけどなー。とりあえず、自分でパッチを当ててNAS4Freeをビルドするか、if_reを作るかするしかないか…。 |