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blog:2020:2020-02-18 [2020-02-18 14:12] Decomo |
blog:2020:2020-02-18 [2025-04-29 11:50] (現在) Decomo |
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| - | ====== | + | ====== 記憶域のNTFSはアロケーションユニットサイズ大きめで作成する ====== |
| - | Windowsで記憶域プール上にNTFSの仮想ディスクを作る時は、NTFSのクラスタサイズ(アロケーションユニットサイズ)をよーく考える事。NTFSはクラスタサイズに応じて、1ボリュームあたりの最大容量が下表のようになる。 | + | Windowsの記憶域プール上にNTFSの仮想ボリュームを作る時は、そのアロケーションユニットサイズ |
| - | ^ クラスタ | + | というのも、NTFSのボリュームサイズは(容量)=(アロケーションユニットサイズ)×(クラスタ数)の関係になっていて、1ボリュームあたりのクラスタ数は2^64-1個が上限となっている。すなわち、ボリュームの最大容量はアロケーションユニットサイズで決定され、ボリュームの最大容量との関係は下表となる。 |
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| + | ^ クラスタサイズ | ||
| | 4KB | 16TB | | | 4KB | 16TB | | ||
| | 8KB | 32TB | | | 8KB | 32TB | | ||
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| | 64KB | 256TB | | | 64KB | 256TB | | ||
| - | 昔から変わらず、2020-02-18現在、NTFSの標準クラスタサイズは4KBとなっているため、NTFSの1ボリューム≒1パーティションの最大サイズは16TBである。 | + | <WRAP info> |
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| + | 家のWindows 10マシンで確認したところ、いつの間にかアロケーションユニットサイズとして128KB~2MBが追加されていた。Windows Serverでは2019で対応したっぽい。追加分は下表のとおり。 | ||
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| + | ^ クラスタサイズ | ||
| + | | 128KB | 512TB | | ||
| + | | 256KB | 1PB | | ||
| + | | 512KB | 2PB | | ||
| + | | 1MB | 4PB | | ||
| + | | 2MB | 8PB | | ||
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| + | これだけ拡張されればNTFSもまだまだ行けるね! | ||
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| + | 2020-02-18現在、デフォルトクラスタサイズは昔から変わらず4KBのため、NTFSの1ボリューム≒1パーティションの最大サイズは16TBとなる。言うまでもないが、クラスタサイズを後から変更するのは無理。 | ||
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| + | 一般的な使い方なら4KBでも十分だろうけど、容量拡張が容易な記憶域プールの場合、いとも簡単にこの最大ボリュームサイズ制限に引っかかってしまう。仮想ディスク上のNTFSボリュームを拡張すべく記憶域プールの容量を増やし、仮想ディスクを拡張し、いよいよNTFSパーティションを拡張だぜ!って段階で16TB制限に遭遇することとなり、マジ真顔状態となる。ありえねーよほんと…… | ||
| - | 一般的な使い方ならそれでも十分だろうが、容量拡張が容易な記憶域プールの場合、いとも簡単にこの最大ボリュームサイズ制限に引っかかってしまう。ご存知の通り、クラスタサイズは後から変更できないので、いざ記憶域プールの容量を増やしNTFSボリュームを拡張しようとすると、16TB制限に遭遇してマジ真顔状態になる。ありえねーよほんと…… | + | 16TBのHDDが現実的な値段で変えてしまう昨今、やろうと思えば一般のご家庭で一般的なM/Bでもって、16TB×8本で128TBの記憶域プールが作れてしまう。そう考えると、記憶域プール上のNTFSのクラスタサイズは64KB(ボリューム上限256TB)と、脳死対応をしてしまっていいのかも。あるいはNTFSを捨ててReFSに行ってしまうか。 |
| - | 16TBのHDDがふつーに変えてしまう昨今、やろうと思えばその辺のマザボですら16TB×8本で128TBの記憶域プールが作れてしまう。そう考えると、記憶域プールに作るNTFSはクラスタサイズ64KB、と馬鹿の一つ覚えルールにしてしまってもいいのかもしれない。あるいはNTFSを捨ててReFSに行ってしまうか。 | + | アロケーションユニットサイズは、ボリュームにおけるデータの最小管理単位なので、無暗に大きくすると無駄が多く発生する可能性もあって悩ましいところ。 |
| あー、10TBのデータをバックアップから復元するのめんどくせー。 | あー、10TBのデータをバックアップから復元するのめんどくせー。 | ||