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blog:2021:2021-01-12 [2021-01-14 21:42] Decomo |
blog:2021:2021-01-12 [2021-09-26 08:27] (現在) Decomo |
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====== LinuxがGPTを1MB確保するのはWindowsとの互換性のため ====== | ====== LinuxがGPTを1MB確保するのはWindowsとの互換性のため ====== | ||
- | LinuxでGPTを作ると、First usable LBAとして512バイトセクタドライブで2048、4kセクタドライブで256が設定されることに気づいた。これだと、パーティショニングツールからはGPTとして1MiBが確保されたかのように見える。 | + | LinuxでGPTを作ると、First usable LBAの値が512バイトセクタドライブで2048、4kセクタドライブで256となる。すなわち、LinuxはGPTとして1MiBを確保する。 |
- | GPTの実際のサイズは16.5KiBであるから、本来は33セクタ@512Bまたは5セクタ@4KiBで事足りる。FreeBSDの39セクタ@512Bに慣れた身からすると、無駄とも思えるサイズだ。 | + | GPTの情報を格納するのに必要なサイズは16.5KiBなので、本来は33セクタ@512Bまたは5セクタ@4KiBで事足りる。FreeBSDの39セクタ@512Bに慣れた身からすると、無駄とも思えるサイズである。 |
- | 理由を調べてみると、どうもWindowsとの互換性のためっぽい。 | + | この理由を調べてみると、どうもWindowsとの互換性のためっぽい。 |
- | WindowsではVistaとWindows Server 2008から、パーティションの先頭を1MiBアライメントで揃えるようになったそうだ。Linuxはこれに追従したとのこと。1MiBアライメントなら、512バイトと4kBの両方の倍数なので所謂AFTアライメント問題が解消でき、将来、より大きなセクタサイズが登場した時に対応できる可能性も高まる。 | + | WindowsではVistaとWindows Server 2008から、パーティションを1MiBアライメントで揃えるようになったそうだ。Linuxはこれに倣ったとのこと。1MiBアライメントなら、512バイトと4kBの倍数なので所謂AFTアライメント問題が解消でき、将来、より大きなセクタサイズが登場した時に対応できる可能性も高まる、というのが狙いらしい。 |
- | 言われてみれば納得の理由だ。逆にFreeBSDが20KiBしか確保しないことが不安になってくる…。パーティション追加時に'' | + | 言われてみれば納得の理由で、逆にFreeBSDが20KiBしか確保しないことが不安になってくる…。パーティション追加時に'' |
どうでもいいけど調査の過程で、今更ながらCHSやらセクター63やらシリンダ境界規定やらを調べてしまった。 | どうでもいいけど調査の過程で、今更ながらCHSやらセクター63やらシリンダ境界規定やらを調べてしまった。 | ||
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+ | (2021-01-16 追記) | ||
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+ | Linuxのfdiskで切ったパーティションをFreeBSDで見てみた。 | ||
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+ | > gpart show | ||
+ | => 6 234423115 | ||
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+ | | ||
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+ | => 256 468843345 | ||
+ | 256 | ||
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+ | 402260224 | ||
+ | 415367424 | ||
+ | </ | ||
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+ | nvd0がFreeBSDのgpart、nvd1がLinuxのfdiskで作成したもので、どちらも4kセクタである。 | ||
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+ | FreeBSDのgpartもFirst usable LBAをちゃんと見ているようで、nvd1のESPの開始セクタ256セクタ=1MiB地点を正しく認識している。 | ||
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+ | 将来のことを考えると、GPTを作るところまではLinuxまたはWindowsでやった方がいいかもしれないなぁ。 | ||
===== 参考サイト ===== | ===== 参考サイト ===== |