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blog:2021:2021-01-12 [2021-01-16 23:16]
Decomo
blog:2021:2021-01-12 [2021-09-26 08:27] (現在)
Decomo
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 ====== LinuxがGPTを1MB確保するのはWindowsとの互換性のため ====== ====== LinuxがGPTを1MB確保するのはWindowsとの互換性のため ======
  
-LinuxでGPTを作ると、First usable LBAとして512バイトセクタドライブで2048、4kセクタドライブで256が設定されことに気づいたこれだとパーティショニングツールからはGPTとして1MiB確保されたかのように見える。+LinuxでGPTを作ると、First usable LBAの値が512バイトセクタドライブで2048、4kセクタドライブで256となる。すなわちLinuxはGPTとして1MiB確保る。
  
-GPTの実際のサイズは16.5KiBであるから、本来は33セクタ@512Bまたは5セクタ@4KiBで事足りる。FreeBSDの39セクタ@512Bに慣れた身からすると、無駄とも思えるサイズ+GPTの情報を格納するに必要なサイズは16.5KiBなので、本来は33セクタ@512Bまたは5セクタ@4KiBで事足りる。FreeBSDの39セクタ@512Bに慣れた身からすると、無駄とも思えるサイズである
  
-理由を調べてみると、どうもWindowsとの互換性のためっぽい。+この理由を調べてみると、どうもWindowsとの互換性のためっぽい。
  
-WindowsではVistaとWindows Server 2008から、パーティションの先頭を1MiBアライメントで揃えるようになったそうだ。Linuxはこれに追従したとのこと。1MiBアライメントなら、512バイトと4kBの両方の倍数なので所謂AFTアライメント問題が解消でき、将来、より大きなセクタサイズが登場した時に対応できる可能性も高まる。+WindowsではVistaとWindows Server 2008から、パーティションを1MiBアライメントで揃えるようになったそうだ。Linuxはこれに倣ったとのこと。1MiBアライメントなら、512バイトと4kBの倍数なので所謂AFTアライメント問題が解消でき、将来、より大きなセクタサイズが登場した時に対応できる可能性も高まる、というのが狙いらしい
  
-言われてみれば納得の理由だ。逆にFreeBSDが20KiBしか確保しないことが不安になってくる…。パーティション追加時に''gpart create -a 1M''1MiB境界揃えてやればいいんだけではあが、れだとパーティション一覧に“未使用領域”として計上されてしまうのが、ちょっとカッコ悪い。+言われてみれば納得の理由で、逆にFreeBSDが20KiBしか確保しないことが不安になってくる…。パーティション追加時に''gpart create -a 1M''とすればパーティションを1MiB境界揃えることはできる。一方で、First usable LBAを弄るものではないので、パーティション一覧を出したときにGPTと第1パーティションの間に“未使用領域”計上されてしまうのが、ちょっとカッコ悪い。
  
 どうでもいいけど調査の過程で、今更ながらCHSやらセクター63やらシリンダ境界規定やらを調べてしまった。 どうでもいいけど調査の過程で、今更ながらCHSやらセクター63やらシリンダ境界規定やらを調べてしまった。
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  • 最終更新: 2021-01-16 23:16
  • by Decomo