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-<align right>翻訳元:[[http://developer.apple.com/library/mac/#documentation/Cocoa/Conceptual/LoadingCode/Concepts/AboutLoadableBundles.html|About Loadable Bundles]]</align>+<WRAP rightalign>翻訳元:[[http://developer.apple.com/library/mac/#documentation/Cocoa/Conceptual/LoadingCode/Concepts/AboutLoadableBundles.html|About Loadable Bundles]]</WRAP>
  
 ====== ロード可能バンドルについて ====== ====== ロード可能バンドルについて ======
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 本稿執筆時点において、Objective-CランタイムはObjective-Cシンボルのアンロードに対応しておらず、その為、Cocoaバンドルも一度読込まれるとアンロードする事は出来ません。 本稿執筆時点において、Objective-CランタイムはObjective-Cシンボルのアンロードに対応しておらず、その為、Cocoaバンドルも一度読込まれるとアンロードする事は出来ません。
  
-Mac OS Xはロード可能バンドルの識別子として<ilcode>.bundle</ilcode>拡張子を定義しています。+Mac OS Xはロード可能バンドルの識別子として''.bundle''拡張子を定義しています。
 あなたは特定の種類のバンドルに対して、独自の拡張子(とアイコン)を定義する事も出来ます。 あなたは特定の種類のバンドルに対して、独自の拡張子(とアイコン)を定義する事も出来ます。
  
 カーネル拡張は、システムのバンドルルーチンに認識され適切に扱われる、ロード可能バンドルの一種です(とは言え、その内部構造は他のロード可能バンドルとは異なります)。 カーネル拡張は、システムのバンドルルーチンに認識され適切に扱われる、ロード可能バンドルの一種です(とは言え、その内部構造は他のロード可能バンドルとは異なります)。
-これらのバンドルは<ilcode>.kext</ilcode>拡張子を持ちます。+これらのバンドルは''.kext''拡張子を持ちます。
 カーネルマネージャは、ドキュメントタイプがカーネル拡張であるバンドルを動的にカーネル環境へロードします。 カーネルマネージャは、ドキュメントタイプがカーネル拡張であるバンドルを動的にカーネル環境へロードします。
 本稿ではカーネル拡張についてこれ以上は扱いません。 本稿ではカーネル拡張についてこれ以上は扱いません。
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 </code> </code>
  
-全てのバンドルディレクトリは1つのアイテム、<ilcode>Contents</ilcode>ディレクトリを持ちます。 +全てのバンドルディレクトリは1つのアイテム、''Contents''ディレクトリを持ちます。 
-全てのバンドルの<ilcode>Contents</ilcode>には2つのファイル<ilcode>Info.plist</ilcode><ilcode>PkgInfo、同様に<ilcode>MacOS</ilcode>ディレクトリを持ち、これには実行コード、そしてコード以外の全ての資源を持つ<ilcode>Resources</ilcode>ディレクトリが含まれます。 +全てのバンドルの''Contents''には2つのファイル''Info.plist''''PkgInfo、同様に''MacOS''ディレクトリを持ち、これには実行コード、そしてコード以外の全ての資源を持つ''Resources''ディレクトリが含まれます。 
-より複雑なバンドルでは、本格的なアプリケーションパッケージでサポートされるような<ilcode>Frameworks</ilcode><ilcode>PlugIns</ilcode><ilcode>SharedFrameworks</ilcode><ilcode>SharedSupport</ilcode>といった追加のディレクトリが含まれることもあります。+より複雑なバンドルでは、本格的なアプリケーションパッケージでサポートされるような''Frameworks''''PlugIns''''SharedFrameworks''''SharedSupport''といった追加のディレクトリが含まれることもあります。
  
-<ilcode>Info.plist</ilcode>または情報プロパティリストは、そのバンドルに関する情報のキー-値ペアを含むXMLプロパティリストです。+''Info.plist''または情報プロパティリストは、そのバンドルに関する情報のキー-値ペアを含むXMLプロパティリストです。
 ランタイム時にシステムルーチンは、バンドルの実行可能コードにこれら属性の読み取りを許可します。 ランタイム時にシステムルーチンは、バンドルの実行可能コードにこれら属性の読み取りを許可します。
 その他のアプリケーション定義データを情報プロパティリストに格納するのも自由です。 その他のアプリケーション定義データを情報プロパティリストに格納するのも自由です。
 Xcodeは情報プロパティリスト編集用のインタフェースを提供し、そしてデフォルトで要求される全てのキーも含有します。 Xcodeは情報プロパティリスト編集用のインタフェースを提供し、そしてデフォルトで要求される全てのキーも含有します。
  
-<ilcode>Resources</ilcode>ディレクトリの言語ディレクトリ(<ilcode>Japanese.lproj</ilcode>など)に含まれる<ilcode>InfoPlist.string</ilcode>ファイルに対応する項目を追加することで、情報プロパティリストのキーをローカライズすることが出来ます。+''Resources''ディレクトリの言語ディレクトリ(''Japanese.lproj''など)に含まれる''InfoPlist.string''ファイルに対応する項目を追加することで、情報プロパティリストのキーをローカライズすることが出来ます。
  
 ロード可能バンドルの最も重要な情報プロパティリストのキーは、以下の通りです: ロード可能バンドルの最も重要な情報プロパティリストのキーは、以下の通りです:
  
   * CFBundleExecutable: 実行可能コードの名前。一般的に拡張子を除いたそのバンドルディレクトリ名と同名。   * CFBundleExecutable: 実行可能コードの名前。一般的に拡張子を除いたそのバンドルディレクトリ名と同名。
-  * CFBundleIdentifier: DNS名の逆順で表されるバンドルのグローバルで一意的な識別子(例:<ilcode>com.apple.screensaver.Flurry</ilcode>+  * CFBundleIdentifier: DNS名の逆順で表されるバンドルのグローバルで一意的な識別子(例:''com.apple.screensaver.Flurry''
   * CFBundleName: 人間が識別に用いるバンドルの(ローカライズされるべき)短い名前。   * CFBundleName: 人間が識別に用いるバンドルの(ローカライズされるべき)短い名前。
   * CFBundleDisplayName: ユーザーがリネームしない限りFinderでの表示に用いられる(ローカライズされるべき)バンドルの表示名。   * CFBundleDisplayName: ユーザーがリネームしない限りFinderでの表示に用いられる(ローカライズされるべき)バンドルの表示名。
  
-<ilcode>Info.plist</ilcode>の標準的な全キーの完全な解説については、“Property List Key Reference”をご覧下さい。+''Info.plist''の標準的な全キーの完全な解説については、“Property List Key Reference”をご覧下さい。
  
-<ilcode>MacOS</ilcode>ディレクトはロード可能バンドルのMach-O実行可能コードを含みます。 +''MacOS''ディレクトはロード可能バンドルのMach-O実行可能コードを含みます。 
-このディレクト中の実行可能ファイルの名前は、一般的にそのバンドルディレクトリ名から拡張子を除いたものと等しく、また情報プロパティリストの<ilcode>CFBundleExecutable</ilcode>キーの値とも一緒です。+このディレクト中の実行可能ファイルの名前は、一般的にそのバンドルディレクトリ名から拡張子を除いたものと等しく、また情報プロパティリストの''CFBundleExecutable''キーの値とも一緒です。
 バンドルの若干の種類によっては実行可能コードが無いこともあります。 バンドルの若干の種類によっては実行可能コードが無いこともあります。
 しかしながら、ロード可能バンドル、アプリケーション、そして他の大部分の種類のバンドルは本質的に実行可能コードを必要とします。 しかしながら、ロード可能バンドル、アプリケーション、そして他の大部分の種類のバンドルは本質的に実行可能コードを必要とします。
  
-<ilcode>Resources</ilcode>ディレクトリは、音声、画像、Interface Builderのnibファイル、ローカライズ済み文字列といった、バンドルと連携する全てのリソースを持ちます。 +''Resources''ディレクトリは、音声、画像、Interface Builderのnibファイル、ローカライズ済み文字列といった、バンドルと連携する全てのリソースを持ちます。 
-ローカライズ済みリソースは//言語名//<ilcode>.lproj</ilcode>ディレクトリの中に含まれます。 +ローカライズ済みリソースは//言語名//''.lproj''ディレクトリの中に含まれます。 
-<ilcode>Resources</ilcode>にサブディレクトリを作成し、リソースの分類を行うことも出来ます。+''Resources''にサブディレクトリを作成し、リソースの分類を行うことも出来ます。
  
 情報プロパティリストの詳細な情報は[[http://developer.apple.com/library/mac/documentation/MacOSX/Conceptual/BPRuntimeConfig/Articles/ConfigFiles.html|“Information Property Lists”]]をご覧下さい。 情報プロパティリストの詳細な情報は[[http://developer.apple.com/library/mac/documentation/MacOSX/Conceptual/BPRuntimeConfig/Articles/ConfigFiles.html|“Information Property Lists”]]をご覧下さい。
  
  • translation/adc/cocoa/foundation/introduction_to_dynamically_loading_code/0200_aboutloadablebundles.1409284178.txt.gz
  • 最終更新: 2014-08-29 12:49
  • by Decomo