virtualization:proxmox_ve_6_2_use_external_disk_image_file

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virtualization:proxmox_ve_6_2_use_external_disk_image_file [2020-12-27 23:32]
Decomo 作成
virtualization:proxmox_ve_6_2_use_external_disk_image_file [2020-12-28 09:25]
Decomo
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   * Proxmox VE 6.2-4   * Proxmox VE 6.2-4
 +    * ZFS環境
 +    * ディスクイメージ専用のZFSプール zve を使う
  
 ===== 手順 ===== ===== 手順 =====
  
-Proxmox VEは仮想マシン用のデータ保管ストレージとして様々な種類を扱う事ができ、種類によって機能や特性が異なる。+Proxmox VEは仮想マシン用のデータ保管ストレージとして様々な種類を扱う事ができ、それぞれ機能や特性が異なる。
  
-PVEシステムに必ず存在する''local''ストレージとは、実のところDirectoryタイプのストレージで、その実体は''/var/lib/vz/''ディレクトリである。+PVEシステムに必ず存在する''local''ストレージとは、実のところDirectoryタイプのストレージで、その実体は''/var/lib/vz/''ディレクトリである。
  
 基本的な考え方としては、このディレクトリ以下にディスクイメージファイルを置けば、ZFS環境でもディスクイメージとしてファイルが使えるようになる。 基本的な考え方としては、このディレクトリ以下にディスクイメージファイルを置けば、ZFS環境でもディスクイメージとしてファイルが使えるようになる。
  
 ==== localストレージの設定変更 ==== ==== localストレージの設定変更 ====
 +
 +ZFS環境では、localストレージでイメージファイルを扱わない設定となっているため、まずはここをどうにかする。
  
 ''/etc/pve/storage.cfg''を編集し、localストレージでファイルイメージを扱えるようにする。 ''/etc/pve/storage.cfg''を編集し、localストレージでファイルイメージを扱えるようにする。
行 31: 行 35:
 ==== 仮想HDDファイルの作成 ==== ==== 仮想HDDファイルの作成 ====
  
-仮想ディスクイメージファイルは専用ZFSプール&データセット、zvm/R/imagesに置くとする。場所はお好みで。+仮想ディスクイメージファイルは専用ZFSプール&データセット、zvm/R/imagesに置くとする。場所はお好みで。
  
 データセットの作成 データセットの作成
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 こいつをダブルクリックしてVMに接続すれば完了。 こいつをダブルクリックしてVMに接続すれば完了。
  
-==== 落ち葉拾い ====+===== 落ち葉拾い =====
  
-実のところ、localストレージは''/var/lib/vz/''で辿れさえすればいいので、fstabで別ディスクをマウントしても問題ない。公式リファレンスにも書いてあったりする。今回のようにZFS環境なら、それこそmountpointプロパティを使う方が簡単だったりして。+  * localストレージは''/var/lib/vz/''で辿れさえすればいいので、fstabで別ディスクをマウントしても問題ない。公式リファレンスにも書いてあったりする。 
 +    * 今回のようにZFS環境なら、それこそmountpointプロパティを使う方が簡単だったりして。 
 +  * ''/etc/pve/qemu-server/''にある仮想マシン設定ファイルを編集して、「sata0: /full/path/to/imagefile.raw」という感じで書けば、何も考えずに任意のディスクイメージファイルをVMに接続できる。 
 +    * まぁ、ちゃんと公式のお作法に則っておきましょうってことで
  
 ===== 参考サイト ===== ===== 参考サイト =====
  • virtualization/proxmox_ve_6_2_use_external_disk_image_file.txt
  • 最終更新: 2021-01-20 12:58
  • by Decomo