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virtualization:proxmox_ve_power_saving_settings [2021-04-26 10:17] Decomo |
virtualization:proxmox_ve_power_saving_settings [2022-01-10 23:57] (現在) Decomo |
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| 行 5: | 行 5: | ||
| ===== 試した環境 ===== | ===== 試した環境 ===== | ||
| - | * Proxmox VE 6.3-2 | + | * Proxmox VE 6.3-2 (Linux kernel 5.4 (LTS)) |
| - | * Xeon E5-2673v3 | + | * Proxmox VE 7.1-8 (Linux kernel 5.13) |
| - | * X10DRi | + | * Xeon E5-2673v3 |
| + | * Xeon E5-2680v4 / X10SRL-F | ||
| ===== 省電力設定 ===== | ===== 省電力設定 ===== | ||
| 行 15: | 行 16: | ||
| 標準で性能重視の電力チューニングとなっているところを、省電力重視に変更する。 | 標準で性能重視の電力チューニングとなっているところを、省電力重視に変更する。 | ||
| + | === ガバナーの設定 === | ||
| + | |||
| + | PVE 7もといLinux kernel 5.7からintel_pstate CPUドライバが大きく変わり、hardware-managed P-states (HWP)の有無でガバナーの挙動が変化する。 | ||
| + | |||
| + | HWP有効の場合、intel_pstateはアクティブモードでの動作となり、intel_pstate自体がCPUステートの調整を行う。スケーリングガバナーはCPUfreqが定義する値が有効だが一部挙動が異なり、例えばpowersaveガバナーはondemandガバナーに似た挙動となる。 | ||
| + | |||
| + | HWP無効の場合、intel_pstateはパッシブモードとして動作し、その実、intel_cpufreqドライバーが動いている。powersaveガバナーが最も消費電力を抑えられるが、動作周波数が最低に固定されてしまう。実用上はondemandあたりにしておくのが良さそう。 | ||
| + | |||
| + | < | ||
| + | echo ondemand | tee / | ||
| + | </ | ||
| + | |||
| + | ++++ PVE 6.2の情報 | | ||
| < | < | ||
| echo powersave | tee / | echo powersave | tee / | ||
| 行 24: | 行 38: | ||
| なお、古い記述ではondemandを指定しているが、設定としてはもはや存在しない。効果の面でも現行のperformanceの方が、性能・省エネ両面でondemandより良好とのこと。 | なお、古い記述ではondemandを指定しているが、設定としてはもはや存在しない。効果の面でも現行のperformanceの方が、性能・省エネ両面でondemandより良好とのこと。 | ||
| + | ++++ | ||
| + | |||
| + | === 性能バイアスの設定 === | ||
| + | |||
| + | '' | ||
| + | |||
| + | < | ||
| + | cpupower set -b 15 | ||
| + | </ | ||
| + | 数値は0~15が指定可能で、0の方が性能優先、15の方が省エネ優先となる。処理負荷に対してCPUのクロック(やステート、電圧)をどの程度鋭敏に追従させるかの指定と思われる。数値が大きいほど消費電力の上昇は抑えられるが、その分、レスポンスが悪くなるのでバランスを見て適切な値にするのが良い。 | ||
| ==== SATA LPM/ALPM ==== | ==== SATA LPM/ALPM ==== | ||