freebsd:freebsd_11_configure_iscsi_target

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freebsd:freebsd_11_configure_iscsi_target [2017-03-25 15:59]
Decomo
freebsd:freebsd_11_configure_iscsi_target [2017-12-04 18:17] (現在)
Decomo
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 ====== FreeBSD 11でiSCSI Targetを作る ====== ====== FreeBSD 11でiSCSI Targetを作る ======
 +
 +===== まえがき =====
 +
 +FreeBSD 10.0で登場した[[https://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?query=ctld&apropos=0&sektion=8&manpath=FreeBSD+11.0-RELEASE&arch=default&format=html|ctld(8)]]により、FreeBSDもネイティブでiSCSIをサポートするようになった。本記事では、そのctldを用いたiSCSIターゲットの構築方法を説明する。FreeBSD 9以前では事情が大きく異なるので注意されたい。
 +
 +==== ターゲットとイニシエータ ====
 +
 +超乱暴に言えばiSCSIはケーブルがLANケーブルに変わっただけのSCSIなので、用語や概念はSCSIのそれを踏襲している。馴染みが薄く自分でも混乱するので簡単にまとめておく。
 +
 +|Target| SCSIコマンドを受け取る側。要はSCSI機器(HDDとか光学ドライブとか)|
 +|Initiator| SCSIコマンドを発行する側。要はSCSIホストバスアダプタ(SCSIカード)|
 +
 +サーバ/クライアントの視点から見ると、iSCSIによるストレージサービスを提供するサーバ側がTargetで、それを利用するクライアント側がInitiatorという事になる。何となくイメージと逆なように感じるがそういうもんだから仕方ない(HBAって何となくサーバっぽいじゃん?)
  
 ===== 試した環境 ===== ===== 試した環境 =====
  
   * FreeBSD 11.0-STABLE r308494   * FreeBSD 11.0-STABLE r308494
-    * 当方環境の都合でSTABLEになっているだけで、RELEASEでも問題ないと思われる。理論上は10.0-RELEASE以降で行けるハズ。+    * 当方環境の都合でSTABLEになっているだけで、RELEASEでも問題ないと思われる。試してないけど10.0-RELEASE以降で行けるハズ。
  
 ===== 基本設定 ===== ===== 基本設定 =====
  
 ''/etc/ctl.conf''でiSCSIターゲットの設定を行う。 ''/etc/ctl.conf''でiSCSIターゲットの設定を行う。
 +
 +まずは認証なしで公開してみる。
  
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  • freebsd/freebsd_11_configure_iscsi_target.1490425197.txt.gz
  • 最終更新: 2017-03-25 15:59
  • by Decomo