ソースの表示以前のリビジョンバックリンク全て展開する/折り畳む文書の先頭へ Share via Share via... Twitter LinkedIn Facebook Pinterest Telegram WhatsApp Yammer Reddit Teams最近の変更Send via e-Mail印刷パーマリンク × 目次 PCIe bifurcationで複数のNVMe SSDを1つのPCIeスロットに接続 PCIe bifurcationとは 試した環境 ANU22PE08(PCIe x8→Mini-SAS HD×2変換カード) BIOSの設定 参考サイト 文書の過去の版を表示しています。 PCIe bifurcationで複数のNVMe SSDを1つのPCIeスロットに接続 自宅サーバにはPCIe x4のU.2 SSDが2台搭載されている。それぞれU.2 (SFF-8639)→PCIeのライザーカードで接続しているため、PCIe x8スロットを2本占有してしまっている。PCIe bifurcationを使うと1スロットにSSDを集約できそうなので試してみた。 PCIe bifurcationとは PCIe bifurcationとは、PCI Expressスロットのリンクを小さなリンクに分割し、複数の独立したPCIeスロットとして扱う機能である。例えばPCIe x16のスロットなら、PCIe x8のスロット2つ、あるいはPCIe x4のスロット4つへと論理的に分割して使うことができる。 この機能を使えば、複数のPCIeデバイスを1つの物理PCIeスロットに接続し、貴重な物理PCIeスロットを効率的に使うことができるというわけだ。 PCIe bifurcationを有効にするには、BIOSの設定で分割パターンを選ぶだけだが、もちろんマザーボードとBIOSが対応してる必要がある。また、分割されたPCIeリンクを引き出すライザーカードは用意する必要がある。 試した環境 マザーボード SuperMicro X10Dri SSD SAMSUNG PM983 ×2台 PCIe 3.0 x4接続のU.2 SSD ライザーカード CEACENT ANU22PE08 PCIe 3.0 x8を2つのMini-SAS HD (SFF-8643)に変換 ANU22PE08(PCIe x8→Mini-SAS HD×2変換カード) PCIe x8をMini-SAS HD×2個に変換するライザーカードはANU22PE08を使った。Mini-SAS HD→U.2のケーブル2本付きでeBayで6000円程だった。コロナの影響で到着まで3か月ほどかかったが、届いただけマシか。 この手のライザーカードの割には、カードの自体の造りもパッケージも良くてビックリ。国内代理店が流通してる拡張カード類より、よっぽどいい出来じゃないかと思う。 ライザーカードの機能としては、PCIe x8のカードエッジから2つのPCIe x4信号を取り出しMini-SAS HDに振り分けてるだけなので、ブリッジチップのようなものもなく至ってシンプルだ。 BIOSの設定 ライザーカードをマザボのPCIe x8スロットに装着し、BIOSでスロットのPCIe bifurcations設定を「x4x4」にする。X10DRiの設定項目は Advanced→Chipset Configuration→North Bridge→IIO Configuration→IIO0 Configuration にある。 x16スロットだとx8x4x4やx4x4x8といった変則的な分割も可能っぽい。 参考サイト About PCIe Bifurcation PCI-e bifurcation explained – Dons Blog https://www.eevblog.com/forum/beginners/pcie-bifurcation/ pc/install_ssds_to_one_pcie_with_pcie_bifurcation.1599981830.txt.gz 最終更新: 2020-09-13 16:23by Decomo