pc:my_first_xeon_e5_with_supermicro

SUPERMICRO X10DRiではじめるXeon E5

色々考えた結果、晴れてSUPERMICROでXeon E5v3デビューする事になったので、調べたことをメモ。X10世代、具体的にはX10DRiの情報。

スロット名のアルファベットがチャンネルの分類で、数字がチャンネル内の順番を表す。

青色のスロットから順に挿して行く。青いスロットはfirstスロットと呼ばれ、それらから先に埋めて行くFill First手法というものらしい。

Memory Configuration Guideによれば

SATAコネクタから給電できるようにした●独自のSATA DOMの事っぽい。X10世代のM/Bで採用され、黄色いSATAコネクタがSuperDOM対応のSATAポートとなる。

SATA DOM1)ってのはSATAコネクタ直結型の小型SSD、要はUSBフラッシュメモリのSATA版みたいなもの。主に産業用や組み込み向けに使われる。通常のSATA DOMはケーブルで5Vを給電してやる必要がある。

参考情報

マザボのシルクやマニュアルを見ると、I-SATA, S-SATAという表記に出くわす。

これら表記は規格上の正式な表記とかではなく、I-SATAの方が所謂ふつーの普通のSATA (Internal-SATA? ahcI-SATA?)で、S-SATAの方はSCU2)管轄のSATA (SCU-SATA? Secondary-SATA?)を表す便宜的な名前っぽい。

以前のチップセットではSATAポートを増やすのにSCUが使われる事があったようだが、Intel C612ではSATA3を標準で10ポート持っているので、必ずしもSCUを使う必要はない。それでも敢えてSCUを使うのはRAIDを2系統にするためっぽい。同じC612を使いSATAが10ポートあるM/Bでも、X10DRiはI-SATAが6ポート、S-SATAが4ポートなのに対し、X10DAiの方は10ポート全てがI-SATAとなっている。

I/S-SATAで性能上の違いはないようだが、

  • 系統をまたいだHDDでRAIDを構築することはできない
  • S-SATAの方は光学ドライブをサポートしてないらしい

といった制約もあるので、マザボ選定の際はちょっとだけ注意が必要。

参考情報

X10DRiにファン用端子は合計8個あるが、FAN-1〜6とFAN-A〜Bに分かれている。

数字とアルファベットでは回転数制御の系統が違っており、前者はCPU温度、後者はシステム温度(PCHの温度)での制御となっている模様。従ってCPUファンはFAN1〜6の何れかに繋ぐべき。

参考情報


1)
Disk on Module
2)
Storage Controller Unit
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  • 最終更新: 2018-06-22 11:01
  • by Decomo