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ValveXの真空管を替えてみる

東京サウンド(の真空管ヘッドホンアンプValveXを使っているが、片chの球が逝ってしまったようなので(ボソボソというノイズが出てくる)、新しい球に替えてみた。

真空管の事はサッパリなので、アムトランスのおっちゃんに聴いて色々と教えてもらった。そして、最終的にJJ ELECTRONICのECC802Sを2本購入。1本1800円也。

帰宅後、早速新しい球に付け替えて1時間程の暖気運転をし、試聴。

最初から付いていたEiの球に比べて、JJ管は圧倒的にレンジが広く、フラットな印象。低音から高音まですーっと伸びており、全く嫌みのない音だ。解像感も非常に高い。下手な半導体アンプなんかよりも、よっぽどきめ細かい音が出てくる。「こんな音が入っていたんだ」という喜び(?)を本当に実感出来る、そんな音だ。

傾向としては、よく言えば落ち着いた音で、悪く言えば面白みにかける音である。

曲種別に見ると、生音系の曲と相性がよく、中でも弦楽器や木管楽器といった柔らかめの音との相性が抜群。これら楽器のもつ暖かみと、真空管のもつ固さがいい具合にマッチして、ついハァハァしてしまう。

逆に、打ち込み系やハードロックといった曲との相性は、基本的にはよろしくない。音がつまらなくなってしまう。だが、たまに「おおっ!?」という事もあるのが、面白い。

これから、どのように音が変化していくか、楽しみだ。

MDR-EX90SLが先行販売されてた→購入

5/10に発売予定のSONYのイヤホンMDR-EX90SLが、先行販売という形で、既に量販店などに出回っているという話を耳にした。

EX90SLは、プレスリリースで「MDR-CD900ST」を引き合いに出してるあたり、SONYの本気っぷりが窺い知れる製品だ。実際、4/11にソニープラザで試聴してきたが、ひどく気に入ってしまいその日のうちにAmazonで予約してしまった。

そんなEX90SLが、予定よりも3週間も早く手に入ってしまう。そして、今使ってる3年選手のE888LPは死亡寸前(L/Rと書かれたプラスチック板を紛失してしまった)。それなら買ってしまえ!と。

販売は4/18あたりから行われていたようなので、在庫的に厳しいかなと思ったが、最寄りのヨドバシに電話してみたところまだ在庫があり、難なく入手できた。久しぶりの本気SONY製品だけあって(と、勝手に俺が思ってる)、SONYロゴが眩しいね!!

買ったからには、(身の程も知らず)レビューなんぞを書いてみる。カナル型のイヤホン使うのは、EX90SLが初めてのため、あまり参考にはならないかも。

■音質

ソニープラザで試聴した際の第一印象は「ブーミーな音」だった。今回、購入して聴いた訳だが、この印象は変わらない。どの位ブーミーかと言うと、試聴の際、繋がっていたNW-A1000のイコライザで、低音がブーストされてるのではないかと思ってしまった程。

とは言え音の抜けが良いので、気持ち悪いブーミーさではない。気持ち悪さと心地よさが紙一重の、絶妙なブーミーさだと感じた。なので、使う人や、聴く曲によっては気持ち悪い音になってしまうこともあると思う。

とりあえず、聴き始めて5時間程になるが、耳が慣れて来た為か、第一印象ほどブーミーな感じではなくなって来た。イヤピースをスモールに付け替えたことも影響しているかもしれない。

全体的な音質としては、なかなかフラットな音。程よく抜け、それでいて薄くもなく、聴きやすい音に感じた。

■音場

割り合いに左右に広がり、閉塞感は少ない。

オープンエアー型にインナー部をくっ付けたような構造で、かつドライバ部分に穴が開いていることが、音場形成に一役買っているのかもしれない。逆に、こうした構造のため、遮音性は他のカナル型に比べて低いと思われる。

■装着感

今までカナル型を避けてきた理由の一つとして、装着感が挙げられる。耳道の圧迫感に慣れなかったのと、装着時には自分の声が大きく反射して聴こえるのが嫌だった。

だが、そこは流石SONY。オープンエアと大差ない装着感を実現している。自分の声の反響はどうしようもないが、音がいいので許しちゃう(そもそも、カナル型は外部の音を遮断するために使うのだから、その状態で発声を伴う行為(会話とか)をするという事自体がおかしい。カラオケ用途なら、逆に自分の声がよく聴こえていいかもw)。

※以下、比較用の曲として(かなり古いが)宇多田ヒカルの「First Love」を使用した。

■MDR-E888LPとの比較

E888LPが色のついた音なので、EX90SLはかなりフラットに聴こえる。

温もり感と、ボーカルの聴きやすさはE888LPが圧倒的に上。声が前に張り出している。そもそも、First LoveとE888LPは相性がいい気がする。その点でEX90SLには分が悪い。

低音と高音は、流石にEX90SLの方がいい。低音はE888LPが「ボン」と鳴るのに対し、EX90SLでは「ボゥンンン」と、腫れぼったくない程度の余韻を残して鳴る。またE888LPよりも下の方の音までしっかりと鳴っている。高音についても、E888LPは「ツァーン」と言ったような、何処か中抜けした少々耳に刺さる音だが、EX90SLでは「カーン」と満遍ない音に仕上がっている。

音場は、カナル型のEX90SLの方がむしろ広いくらい。E888LPは両耳の直線上、つまり目玉の中心〜目の前にかけて音場が展開されるが、EX90SLでは若干後頭部よりで、それがかえって頭の中全体に広がっているように聴こえる。

■MDR-CD3000との比較

価格帯が全然違う製品なので、あまり比較としては相応しくないかもしれない。だが、EX90SLはCD3000に近い鳴り方だと感じた。CD3000のキラキラとした高音、タイトな低音を取り除き、100〜250Hz付近の音をブーストした音が、EX90SLの音に近いと思う。イコライザで弄ってみたら、それっぽい音になった。

CD3000、ホント、素敵な音を奏でてくれるよなぁ〜(ぉ。何で生産終了しちゃったんだ……。

■ATH-CM7Tiとの比較

高音の解像度、鳴り方はCM7の方がしっかりとしているように感じた。他の部分は、EX90SLの方が好み。

と、こんな感じ。最後の方の比較が少ないのは、面倒になったから 普段あまり使わないヘッドホンなので、比較できないから。

総評としては買って損は無い。ガチでお薦めできる。オーディオ機器でここまで(;´Д`)ハァハァしたのは、かなり久しぶり。MDR-CD3000の音が好きな人ならば、気に入ります。多分。

その他、ちょと気になった点として

  • プラグの部分が見た感じ心許ない。すぐ断線したりしないよね? → タイマー?(笑
  • ケーブルの摩れる音が少々気になる。
  • 中国製 → 製品がまともなら (゚ε゚)キニシナイ!!
  • ケーブルの長さが中途半端。どうせならE888LP/SPみたいに、長さの違う2つのパッケージを用意して欲しかった。延長ケーブルも付属しているが、これを使うと延長プラグの重量分左耳に負荷がかかり、耳道が痛くなってしまう。

があった。まぁ、これらを差し引いても、個人的には「買い」なイヤホンであることは間違いない。仮にタイマーが発動しても、次も買ってしまうと思われる。それくらい、気に入ってしまった。本気SONY恐るべし!!

チョーきれいだね!購入

Sofmapでワカ製作所の「チョーきれいだね!」が、3480円という超破格値で出ているとの情報を聞きつけ、早速、秋葉原のゲーム館で確保してきた。

PS/PS2専用としてならば最高画質、との誉れ高い本機だけあって、確かに画質は非常に鮮明で良好。というか鮮明過ぎ。2405FPWのパネル解像度&サイズ、スムージングがそれほど強烈じゃないことも相まって、1ドット1ドットが目に見える。自分はこのドットドット感は嫌いじゃないのでいいが、気になる人は気になると思う。

入力はPSのAVマルチからのアナログRGBのみなので、名実共にPS専用アップスキャンコンバータなのだが、購入価格が購入価格なのでそれでもいい。でも、幸か不幸か、丁度手元にCXA1621Sがあるので、RGBデコーダを作ってY/C,コンポジット信号もつっこめるようにしようかと画策中。………まぁ、RGBデコーダを組み上げる前に、XRGB-3が出そうな気がするけど。

誰か、比較的まともで簡単に作れる、Y/C分離回路を教えて下さい。ググっても出て来ないんですorz

iPod nano発売!

かねてより噂されていた、新型iPodが発表&発売された。その名も「iPod nano」。2GB/4GBのフラッシュメモリとカラー液晶を搭載し、従来のiPod mini枠の置き換えを計った、超小型のiPodだ。

その大きさたるや、90x40x6.9(mm)!! 手持ちの3G iPod(20GB)の実寸が100x60x15(mm)なので、面積的には一回り、厚さ的には1/2近く小さい。

「iPodは持ってるけど、シリコンオーディオプレーヤが欲しい。でもshuffleじゃ容量的にも操作性的にも厳しいし……」と思っていた人(俺)には、まさに最適解となる製品である。いやー、appleはわかっていらっしゃるw

ただ、首からぶら下げての使用を想定してか、ヘッドフォンジャックが本体下部、Dockコネクタの脇に付いているのは戴けない。胸ポケに入れて使用する場合は、どうするのであろうか。使用するヘッドフォンのコネクタがL字型であれば、さほど問題にもならないだろうが、垂直タイプ(従来のiPodに付属のイヤホンもこのタイプ)だと、上下逆さまにしないと使えないと思うのだが……。数日もすれば、その辺の使い勝手も、次第に明らかになっていくとは思うが。

個人的にはiPod Camera Connectorが使えるのかも気になる。これが使えれば、iPod nanoを広大なカメラストレージとして使うことができるから。

iTunes5も本日付けで公開された。見た目のデザインがTiger風味に変更され、検索機能がより強化されたのが特徴。

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で、この新検索を使ってみて気づいたのが「ビデオ」という、絞り条件があるということ。

さらっと試してみた所、MPEG-1とPSP向けに作ったMP4ファイルが普通に取り込めた━(゚∀゚)━! 。残念ながら試した限りではAVIは取り込めなかったが、もしかしたらWindows版では取り込めるのかも。もちろん、取り込んだ動画は、他の曲と同じように扱える。

こうして、わざわざビデオ機能を包含するということは、iPodがビデオ再生機能を取り込む日も近い!?

他にも、AACがVBRに対応したり、曲ごとに「再生位置を記憶」できたり、歌詞に対応したりと、地味だけど何気に機能が底上げされている。

128kbpsのVBR-AACとCBR-AACで比較してみたところ、スペクトラム的には高域が出ているようだ(聴き比べはしてないので、音質に関しては不明)。ファイルサイズも、若干ではあるがVBRの方が抑えられている。VBRというよりは、ABRに近い感じだ。

「再生位置を記憶」は、従来はファイルの拡張子を、m4aからm4bに変える事で裏技的に利用できた機能であったと思う。普通の曲では使いどころが難しいと思うが、まぁ、それは人次第だろう。

何はともあれ、ここの所のappleは、とかく絶好調ですな。iPod nano、凄く欲しいぞ。

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  • 最終更新: 2022-07-27 15:26
  • by Decomo