ソースの表示以前のリビジョンバックリンク全て展開する/折り畳む文書の先頭へ Share via Share via... Twitter LinkedIn Facebook Pinterest Telegram WhatsApp Yammer Reddit Teams最近の変更Send via e-Mail印刷パーマリンク × FreeBSD 12.1のvirtioドライバはバグってるっぽい? FreeBSD 12.1-RELEASEのvirtioドライバは何かしら不具合があるようだ。仮想環境のゲストとして動かした際に、virtio経由のデバイスが認識されなかったり正しく動かなかったりする模様。もしかすると、12.0-RELEASEや11.3でも同様かも。 このところProxmox VEにお熱で、自宅のFreeBSDサーバをP2Vすべく調査や実験を行っている。P2Vと言ってもPCIパススルーやRaw Device Mappingなどを使い、本来の仮想化とは少々毛色が違うのだが、この構成にしとけばいつでもV2P出来るというメリットがある。 そんなわけで、起動ディスクのNVMe SSDをPCIパススルーし、VMを起動して無事FreeBSDの起動シーケンスが流れてktkrと思ってたら、忌まわしき「Mounting from zfs:zroot/ROOT failed with error 5.」で止まってしまった。 ZFSでこのエラーになってしまったら、ここから復旧できる見込みはまずない。 仕方ないのでProxmoxやVMの設定、KVMのパススルーまわりのあれこれの見直し、FreeBSD側の/boot/loader.confのチェックにzpool.cacheの再生成など、知る限りのあらゆることを試しても症状は変わらず。 起動メッセージをよーく確認すると「ptnetmap-memdev0: cannot map I/O space」「device_attach: ptnetmap-memdev0 attach returned 6」がチラホラ出ていた。 それらしい単語でググるとVirtio fails as QEMU-KVM guest with Q35 chipset on Ubuntu 18.04.2 LTSがヒットした。試したVMは確かにQ35で作ってるし、自分と同じくルートプールが見つからなくて起動できない報告もあるし、このバグを踏んだか? スレを読んでも修正されたんだかされてないんだか分らなかったが、ふと、先行実験でパススルーしたNVMe SSDにインストールした12.2-RELEASEは問題なく起動してたのを思い出した。それならばってことで、いったん通常環境でFreeBSDを起動し、12.2-RELEASEに更新。その後、改めてVMの方で試したら何事もなかったかのように動いた。マジかよ…(ヽ'ω`) 参考サイト 236922 – Virtio fails as QEMU-KVM guest with Q35 chipset on Ubuntu 18.04.2 LTS 241774 – FreeBSD 11.3 & 12.0 has broken SCSI & Networking on KVM/QEMU Q35 with OVMF start.txt 最終更新: 2022-07-27 15:26by Decomo