いまさら基本情報技術者試験を受けてみた

色々思うところがあって、三十路も迫った今年の春に基本情報技術者試験(FE)を受験した。

試験の手応えは、午前は最高の出来、午後はちょっとヤバいかも(時間が足りなかった)という感じで、自己採点でも午前は勉強で解いてた過去問の点数を含め過去最高点となる9割、午後は6割ピッタリと手応えに沿った結果。

午後がギリギリ過ぎたので合格は危ぶんでいたが、何とか受かってた。一発合格イエーイ。

こんな弱小サイトを見てる人も居ないだろうが、将来受ける人に少しでも役立てばと、試験の感想を書いてみる。

パソコンとそれを取り巻く情報技術(ネットワークとかセキュリティとか)に興味がり、自分でソフトを開発出来る位のプログラミング能力のある人。

最初に午前・午後ともに過去問を解いてみよう。 過去問はIPAのサイトで配布されてるので、わざわざ過去問本を買う必要はない。

対策本なんぞを買う前に、まずはつべこべ言わずに過去問を解け(特に午前)。

想定読者なら初見でも6~7割正当は堅い。

午前は過去問と全く一緒(問題文はおろか正当の番号まで!)の問題が結構出るので、ひたすら過去問を解くに限る。

知ってるか知らないかだけの知識問題に近いので、誤答の分野を対策本で見直し、ストラテジーや経営といった馴染みのない分野を勉強しては、過去問で習得率を確認するというサイクルで、合格ラインの6割は余裕で採れる。

勉強期間は2週間(本試験の内容次第、つまり運によっては1週間)あれば十分。

こっちが本丸。重点的に対策すべし。

各問題ごとに4~10ページに渡る問題文で、慣れてないと読解だけで心が折れる。というか「午前出来りゃ午後も余裕っしょwwww」と思って午後対策を全くしなかった俺は死んだ。

その問題文も、曖昧な解釈とならないよう試験独特の堅苦しい言い回しになっているので、慣れてないと本当に辛い。たとえばアルゴリズム問題だと「終点i = 始点p-1 かつ 終点p-1 = 始点i+1」「終点i = 始点p-1 かつ 終点p+1 < 始点i+1」「終点i < 始点p-1 かつ 終点p+1 = 始点i+1」「終点i < 始点p-1 かつ 終点p+1 < 始点i+1」といった文章が平気で出て来る。打ち込むのも大変だったよ。ゲシュタルト崩壊ってレベルじゃねーぞ。

対策としては、問題文の読解に慣れるって所が重要だと思う。

処理のフローに沿った設問が多いので、間違えると芋づる式に誤答する可能性が高い。また、途中で間違いに気づいてもやり直す時間がないのが罠。

問題文の読解さえできれば正当を導くのは容易なので、過去問を丁寧に読み解き、1つずつ正確に解く訓練をすればよさそう。




  • blog/2014/2014-08-12.txt
  • 最終更新: 2015-01-06 11:51
  • (外部編集)