NAS4FreeをUSBメモリに正しくインストールする方法

NAS4FreeをUSBメモリへインストールする間違った方法が出回っているようなので、正しい情報を載せておく。

USBメモリでNAS4Freeを使う方法は以下の2つがある。

  • LiveUSB(.IMG)をUSBメモリに書き込み、そのままNAS4Freeの実環境として使う。
  • LiveCD(.ISO)またはLiveUSB(.IMG)のイメージでインストーラを作り、別のUSBメモリにNAS4Free環境をインストールして使う。

何てことはない、LiveUSBが実環境としてもインストーラとしてもそのまま使えるのである。

解凍したEmbedded.imgを書き込んでる例があるが、それはやっちゃだめ。
ここ(稚訳)やここに書いてある通り、Embeddedイメージは“Embeddedインストール”した環境の更新用で他の使い方は推奨されていない。

まーでも、NAS4Free公式サイトの説明もメニューの説明も分かりにくいから、間違っても仕方ないかな。

ついでに、インストール方法として“Full”と“Embedded”の2種類があって頭を悩ませる訳だが、基本的にはEmbeddedが推奨されている。 インストール先がHDDだったとしても、余程の事情がない限りはEmbedded推し。 その辺の詳しい事情は公式のFAQ(稚訳)に書いてある。

簡単に解説すると、FullとEmbeddedの一番の違いはOS全体をメモリに載せるかどうか。

Embeddedはオンメモリで動くので、何かおかしなことになっても再起動すればクリーンな状態に戻るが、Fullだとそうはいかない。

また、起動ストレージへの読み書きもEmbeddedはメモリに対して行われるが、Fullはそのままストレージに対して行われる。従って、特にUSBメモリやCFなんかにFullインストールするのは寿命的な面でも良くないし、実際にやってみると分かるんだけど、WebGUI操作時のパフォーマンスが目に見えて悪くなる。TLC NANDフラッシュが一般的になってきている昨今では尚更。




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  • 最終更新: 2015-01-06 11:51
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