DIGA DMR-EX250VをSATA HDD化できなかった

こちらに書いた通り、DIGA DMR-EX250V(2006年5月15日発売)の内蔵HDDはWD2500BB-14RDA0で今となっては希少なIDEドライブである。製造から18年ほどが経ち、いつ壊れてもおかしくない状態と言えよう。SATA→IDE変換アダプタを使い入手の容易なSATA HDD、可能ならSSDに換装できないかとアレコレ試してみたものの、どうやってもF99エラーになってしまい成功していない。とりあえず備忘録がてら現状を書いておく。

準備したもの:

SATA→IDE変換アダプタの詳細:

製品 変換チップ ジャンパ 備考
Master Slave CS1) ACD2)
YFFSFDC SATA-IDE 変換 PCBボードアダプタ JMS20330 × ×
スゴイアダプタ SSATA-TR150VH Ver.3 JMS20330らしい ×
玄人志向 SATAD-IDE 88SA8052 A1062-00D。StarTech IDE2SAT2と同じっぽい。取説にATA-7 Streaming Feature Set Supportとあり。

手順:

  1. 元のHDD WD2500BB-14RDA0をPCに繋ぎ、Linuxのddでセクタダンプ
    • PCの都合でIDE→SATA変換アダプターを経由しているが、影響はないハズ
  2. 上記イメージを同様に換装先のHDD WD5000AVCS-142DY1へ書き込み
  3. SATA→IDE変換アダプタ経由でWD5000AVCS-142DY1をDMR-EX250Vに接続
    • ジャンパはCS。CSが無ければ色々試す。

3つの変換アダプタを試してみたものの、レコーダーの電源投入後、HDDがスピンアップしアクセス音がして直ぐにF99エラーで電源が落ちてしまう。SATAD-IDEでは一瞬U99が出てからF99になるが、他のアダプタでは気に留めなかっただけで同じかもしれない。

元のHDDで起動後、換装先HDDにホットスワップする荒業もやってみたが、レコーダーがフリーズしてダメだった。

なんとなく、SATA→IDE変換器がキモのような気がしている。

  • 価格.comに元と同型番HDDへのセクタコピーによる換装報告があるので、換装自体はできると思われる。
    • HDDの交換を行なうべく、同型式のHDD(WD2500BB)を入手してそのまま換装しましたが、
      「F99」のエラーメッセージが出るだけでうまくいきません。
      困っていたところ、「DMR-XW30」の掲示板で交換成功のスレを発見。
      http://bbs.kakaku.com/bbs/20274010287/SortID=11388303/
      (中略)
      コピーが始まってしばらくすると、READエラーが発生。
      (うっかりしてコピー元のHDDに録画データを残したままであったためか??)
      おそらく数十MB程度しかコピーされていないようでしたが、試しにレコーダーに取付けて、
      電源を入れると、HDフォーマットが自動で始まりました。
      その後、録画・再生を確認して、無事OKとなりました。

    • 上記リンク先のDMR-XW30(2006年9月1日発売)の例では、SAMSUNG HD400LDから日立のHDDにセクタコピーで換装できており、世代的にも行けそうな気はしている。ただし、HDDがAVコマンド(Streaming Feature Set)に対応してる必要はある気がする。
  • 1世代前のDMR-EX200V(2005年11月10日発売)はセクタコピー不要で行けるっぽい。リンク先ではHA250JCからHDT725032VLAT80に換装している。
  • DMR-XW300(2007年11月1日発売)はhttps://aucview.aucfan.com/yahoo/j419340315/


1)
Cable Select
2)
ATAPI CDの略らしい。EjectなどのATAPI固有コマンドに影響する模様



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  • 最終更新: 2024-05-20 00:10
  • by Decomo