ソースの表示以前のリビジョンバックリンク全て展開する/折り畳む文書の先頭へ Share via Share via... Twitter LinkedIn Facebook Pinterest Telegram WhatsApp Yammer Reddit Teams最近の変更Send via e-Mail印刷パーマリンク × 目次 Windows 10の回復パーティションを新しく作る 試した環境 手順 回復パーティションの作成 Windows REのコピー 回復パーティションの登録 C:\Recoveryの削除 回復パーティションのドライブレターを消す 参考サイト Windows 10の回復パーティションを新しく作る 使いまわしのSSDにWindows 10を入れたところ、回復パーティションではなくC:\Recoveryに回復環境が作られてしまった。なんか気持ち悪いので、いつも通りの回復パーティション式に変更できないか調べて試したら出来たのでメモ。 (2021-10-01 追記) 最近のバージョン(少なくとも20H2で確認)では回復パーティションは作られないのが標準のようだ。Windows 11への移行なども見据えると、素直にC:\Recovery方式に準じた方がいいのかも。 試した環境 Windows 10 Pro バージョン 1809 (64bit/UEFIブート) ThinkPad T450s BIOSブートではパーティション設定が違うため、本記事の方法は適用できない。MS公式ドキュメントにBIOSブート向けの記載があるので参考にしてくだしあ。 手順 回復パーティションの作成 コマンドプロンプトを管理者として実行し、diskpartを起動する。 以下のコマンドで回復パーティションを作る。select disk, create partitionのsize, assign letterの値は各自の環境に読み替えてくだしあ。なお、select diskで指定する値はlist diskで確認できる。 回復パーティションの容量は1 GiBが公式の推奨値である。ここでは念には念を入れて3 GiB確保した。当然ながら、ディスクに回復パーティション分の空き領域が必要となる。足りなければ、ディスクの管理でC:ドライブを縮小するなりして確保してくだしあ。 select disk 0 create partition primary size=3072 format quick fs=ntfs label="Recovery tools" assign letter="T" set id="de94bba4-06d1-4d40-a16a-bfd50179d6ac" gpt attributes=0x8000000000000001 set idとgpt attributesが肝。これらプロパティを設定すると回復パーティションとして扱われる。 正しく作成できれば、以下のような感じで認識される。 DISKPART> lis par Partition ### Type Size Offset ------------- ------------------ ------- ------- Partition 1 システム 512 MB 20 KB Partition 2 予約 16 MB 513 MB Partition 3 プライマリ 585 GB 529 MB * Partition 4 回復 3072 MB 586 GB このコマンドプロンプトは後ほど仕上げ作業で使うので、消さずに残しておく。 Windows REのコピー 作成した回復パーティションにWindows REをコピーする。新たなコマンドプロンプトを管理者として実行し、以下のコマンドを実行する。 mkdir T:\Recovery\WindowsRE xcopy /h C:\Windows\System32\Recovery\Winre.wim T:\Recovery\WindowsRE 回復パーティションの登録 作成した回復パーティションをWindowsに登録する。 まずは回復環境を無効にする。 > reagentc /disable REAGENTC.EXE: 操作は成功しました。 > reagentc /info Windows 回復環境 (Windows RE) およびシステム リセット構成 情報: Windows RE の状態: Disabled Windows RE の場所: ブート構成データ (BCD) ID: 00000000-0000-0000-0000-000000000000 回復イメージの場所: 回復イメージ インデックス: 0 カスタム イメージの場所: カスタム イメージ インデックス: 0 REAGENTC.EXE: 操作は成功しました。 次に作成した回復パーティションをWindowsに登録する。 /pathオプションは登録する回復環境のパス、/targetは登録先のWindowsフォルダを指定する。 > reagentc /setreimage /path T:\Recovery\WindowsRE /target C:\Windows ディレクトリは次に設定されています: \\?\GLOBALROOT\device\harddisk0\partition4\Recovery\WindowsRE 回復環境を有効化し、正しく登録されているか確認する。 > reagentc /enable REAGENTC.EXE: 操作は成功しました。 > reagentc /info Windows 回復環境 (Windows RE) およびシステム リセット構成 情報: Windows RE の状態: Enabled Windows RE の場所: \\?\GLOBALROOT\device\harddisk0\partition4\Recovery\WindowsRE ブート構成データ (BCD) ID: 31099d0b-3da4-11e9-836a-c8ff28b541b0 回復イメージの場所: 回復イメージ インデックス: 0 カスタム イメージの場所: カスタム イメージ インデックス: 0 REAGENTC.EXE: 操作は成功しました。 C:\Recoveryの削除 C:\Recoveryの中身が殆ど空になっていることを確認し、削除する。デフォルトではアクセス権が一切ないので、てきとーに付与して作業して下さい。 回復パーティションのドライブレターを消す 回復パーティションに割り当てていたドライブレターを消す。冒頭のdiskpartのコマンドプロンプトが残っているなら、単にremove letterすればおk。 > remove letter=T 再起動した際、ドライブレターが復活するようなら、ボリュームに対して同様の操作をしてみる。 > diskpart DISKPART> select volume 回復パーティションのドライブレター DISKPART> remove letter=T 参考サイト 回復パーティションを移動したときの話 - ある日の日記 Windows 10の回復パーティションから消えた「WinRE」の行方 (1/3):その知識、ホントに正しい? Windowsにまつわる都市伝説(116) - @IT Deploy Windows RE | Microsoft Docs Remove Driver Letter for OEM Partition - Microsoft Community pc/windows_create_recovery_partition.txt 最終更新: 2023-03-10 16:20by Decomo