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SambaマシンがWindowsの「ネットワーク」に表示されない時の対処方法

折角設定したSambaマシンが、どう頑張ってもWindowsのネットワーク一覧に表示されない時がある。

そんな時はsmb.confのglobalセクションに次の2行を追加し、smbdを再起動すればおk。

local master = yes
os level = 200

Windowsのフォルダ共有では、同一ネットワーク内でフォルダ共有が有効なマシンのどれかがマスターブラウザとなり、ホスト名とIPアドレスの広告を行っているそうだ。で、たまにこの情報が壊れたまま広告し続ける事があるらしく、そうするとマシンが一覧に出ないという事態に陥る。どのマシンがマスターとなるかは不定だが、より新しいWindowsが選ばれるのだそうな。

なので、上記設定でSambaのマスターブラウザ化を許可し、OSのバージョンを偽装することで、確実にSambaがマスターブラウザになれるようにしている。os levelの値は最大255だけど、最大値だと不安(プログラマあるある)なので少し控えめに200としている。

取り敢えず、うちの環境では正しく表示されるようになった。

NAS4FreeをUSBメモリに正しくインストールする方法

NAS4FreeをUSBメモリへインストールする間違った方法が出回っているようなので、正しい情報を載せておく。

USBメモリでNAS4Freeを使う方法は以下の2つがある。

  • LiveUSB(.IMG)をUSBメモリに書き込み、そのままNAS4Freeの実環境として使う。
  • LiveCD(.ISO)またはLiveUSB(.IMG)のイメージでインストーラを作り、別のUSBメモリにNAS4Free環境をインストールして使う。

何てことはない、LiveUSBが実環境としてもインストーラとしてもそのまま使えるのである。

解凍したEmbedded.imgを書き込んでる例があるが、それはやっちゃだめ。
ここ(稚訳)やここに書いてある通り、Embeddedイメージは“Embeddedインストール”した環境の更新用で他の使い方は推奨されていない。

まーでも、NAS4Free公式サイトの説明もメニューの説明も分かりにくいから、間違っても仕方ないかな。

ついでに、インストール方法として“Full”と“Embedded”の2種類があって頭を悩ませる訳だが、基本的にはEmbeddedが推奨されている。 インストール先がHDDだったとしても、余程の事情がない限りはEmbedded推し。 その辺の詳しい事情は公式のFAQ(稚訳)に書いてある。

簡単に解説すると、FullとEmbeddedの一番の違いはOS全体をメモリに載せるかどうか。

Embeddedはオンメモリで動くので、何かおかしなことになっても再起動すればクリーンな状態に戻るが、Fullだとそうはいかない。

また、起動ストレージへの読み書きもEmbeddedはメモリに対して行われるが、Fullはそのままストレージに対して行われる。従って、特にUSBメモリやCFなんかにFullインストールするのは寿命的な面でも良くないし、実際にやってみると分かるんだけど、WebGUI操作時のパフォーマンスが目に見えて悪くなる。TLC NANDフラッシュが一般的になってきている昨今では尚更。

ESXi 5.1U2 + RR2720SGL + FreeBSD 9.2でinterrupt storm detected on発生

まずは環境:

  • MSI Z77A-GD65
  • Xeon E3-1240L
  • 24GB(8GBx2 + 4GBx2)
  • RocketRAID 2720SGL (PCIパススルー)
  • ESXi 5.1 Update 2
  • FreeBSD 9.2-RELEASE (x64)

これでVMを起動したら「interrupt storm detected on “irq19:”; throttling interrupt source.」が出まくった。

vmstat -iで確認すると間違いなくRR2720SGLが原因。もっとも、非仮想化環境なら大丈夫なのでRRとESXiが原因と言うべきか。割込みの嵐が発生してても問題ないっちゃ問題ないんだが、CPUをかなり持ってかれるので対策出来るならしときたい。

うちの環境だとVMのBIOSでFDDが有効またはhw.pci.enable_msi=1(デフォルト設定)だと発生するっぽい。FDDっていうか、たぶんSuperI/O系全般がダメなんじゃないかと思う。試してないけど。

FDD無効のhw.pci.enable_msi=0で警告は治まったものの、肝心要のRocketRAIDがディスクを認識しやがらなくなってやんの。嵐ってる時は大丈夫だったんだけどね。

というわけで、うちの仮想化環境でRR2720SGLは使えませんでしたとさ。や、使えるには使えるけどさ、割り込み処理にCPUがかなりもってかれて、電気代的な意味で非常によろしくない。

devel/subversionからmod_dav_svnが分離されていた件

家鯖(FreeBSD 9.2-RELEASE-p1)のSubversionリポジトリにアクセスしようとしたら出来なくなってた。

ApacheとSubversionの連携周りは変えた覚えはなかったので、Zabbixインストールした時に何かやらかしたか!?と思ってhttpd.confを色々弄ってみたけど全然ダメ。

小一時間悩んでhttpd.confを再度見直したら、LoadModule dav_svn_moduleの行が無くなってやんの。なんでやねん。Subversionを1.8に更新した時に消えたのか?更に、mod_dav_svn.soファイルそのものが消えてやんの。どうしてこうなった。

無くなった原因を追究しても仕方ないので、とりあえずportsツリーを探してみたらwww/mod_dav_svnにあった。どーやら、6/16にSubversion portが整理され、各種Apacheモジュールが分離された模様。

www/mod_dav_svnをサクッとインストールしたら、再びリポジトリにアクセス出来るようになった。ふー、助かったぜー。

いまさら基本情報技術者試験を受けてみた

色々思うところがあって、三十路も迫った今年の春に基本情報技術者試験(FE)を受験した。

試験の手応えは、午前は最高の出来、午後はちょっとヤバいかも(時間が足りなかった)という感じで、自己採点でも午前は勉強で解いてた過去問の点数を含め過去最高点となる9割、午後は6割ピッタリと手応えに沿った結果。

午後がギリギリ過ぎたので合格は危ぶんでいたが、何とか受かってた。一発合格イエーイ。

こんな弱小サイトを見てる人も居ないだろうが、将来受ける人に少しでも役立てばと、試験の感想を書いてみる。

パソコンとそれを取り巻く情報技術(ネットワークとかセキュリティとか)に興味がり、自分でソフトを開発出来る位のプログラミング能力のある人。

最初に午前・午後ともに過去問を解いてみよう。 過去問はIPAのサイトで配布されてるので、わざわざ過去問本を買う必要はない。

対策本なんぞを買う前に、まずはつべこべ言わずに過去問を解け(特に午前)。

想定読者なら初見でも6~7割正当は堅い。

午前は過去問と全く一緒(問題文はおろか正当の番号まで!)の問題が結構出るので、ひたすら過去問を解くに限る。

知ってるか知らないかだけの知識問題に近いので、誤答の分野を対策本で見直し、ストラテジーや経営といった馴染みのない分野を勉強しては、過去問で習得率を確認するというサイクルで、合格ラインの6割は余裕で採れる。

勉強期間は2週間(本試験の内容次第、つまり運によっては1週間)あれば十分。

こっちが本丸。重点的に対策すべし。

各問題ごとに4~10ページに渡る問題文で、慣れてないと読解だけで心が折れる。というか「午前出来りゃ午後も余裕っしょwwww」と思って午後対策を全くしなかった俺は死んだ。

その問題文も、曖昧な解釈とならないよう試験独特の堅苦しい言い回しになっているので、慣れてないと本当に辛い。たとえばアルゴリズム問題だと「終点i = 始点p-1 かつ 終点p-1 = 始点i+1」「終点i = 始点p-1 かつ 終点p+1 < 始点i+1」「終点i < 始点p-1 かつ 終点p+1 = 始点i+1」「終点i < 始点p-1 かつ 終点p+1 < 始点i+1」といった文章が平気で出て来る。打ち込むのも大変だったよ。ゲシュタルト崩壊ってレベルじゃねーぞ。

対策としては、問題文の読解に慣れるって所が重要だと思う。

処理のフローに沿った設問が多いので、間違えると芋づる式に誤答する可能性が高い。また、途中で間違いに気づいてもやり直す時間がないのが罠。

問題文の読解さえできれば正当を導くのは容易なので、過去問を丁寧に読み解き、1つずつ正確に解く訓練をすればよさそう。

  • start.txt
  • 最終更新: 2022-07-27 15:26
  • by Decomo