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桐材にワトコオイルのナチュラル色は合わない

近頃の毎週末は棚づくりに勤しんでいる。サボり期間を経つつ1ヵ月ほどかけて、ようやく塗装までこぎつけた。

材料の桐の調湿性を損なわないよう(効果はほとんどないと思うけど気持ちの問題)、塗料はワトコオイルのナチュラルにしてみたんだけど、これがまぁ失敗かなと。期待とは裏腹にだいぶ黄色い仕上がりとなってしまった。

言わずもがな、上が塗装後で下が塗装前。塗装後の方は、桐の白く淡い感じが完全に消えパイン材みたいになってしまった。加えて、見にくいけど塗った方の右上、シブの部分(桐材特有の紫っぽく変色した部分)が茶色っぽく強調されて、大変残念な感じに……。

古びた感じを出したい人にはいいかもしれないけど、個人的には桐の風合いが台無しというほかない。桐を含め白っぽい木にはホワイトの方が合うと思われる。どこぞで「ホワイトは白色をそのままコーティングしたような仕上がり」と見てナチュラルにしたんだけど、結果的に選択ミスだった。

ウェット研磨と乾燥を経て、少しでも落ち着いてくれることを祈るばかりですよ。

初めてワトコオイルを使ってみたけど、だいぶニオイが独特。オイル系にしてはニオイ控えめって事らしいけど、とても室内で濡れるようなレベルではない。ドクダミとミントと灯油を混ぜたような、うんにゃりとした感じ。これならシンナーのガツンと臭い方がマシだなー(個人の感想です。)

【令和最新版⚡】アーロンチェアのポスチャーフィットキットの個人輸入、費用は?やり方は?

唐突にアーロンチェアのポスチャーフィットが気になってきた。

ポスチャーフィットの詳細は割愛するが、ハーマンミラーの日本法人がチェアのオーバーホールサービスのオプションとして、ポスチャーフィット化を行っている。料金は33300円+往復送料(12100円~)(2021年7月現在)と、サービス内容を考えれば妥当な価格と思いつつも、中古でアーロンチェアが買えてしまう金額である。

うちのアーロンは2018年に購入した中古品。貧乏なので。とか言いつつ今使ってるのは2台目。アーロンならどれも一緒だろうと買った1台目は座高調整機能だけの梅モデルで、固定ひじ掛けがどうしても許せず売却。その後、入念な下調べを行い、この時に海外では自分でポスチャーフィット化する公式キットがあることも知ったんだけど、ランバーサポートタイプのフル機能モデルに買い替えたという、安物買いの銭失いな経緯があったりする。

コロナ対策の在宅勤務で、以前よりアーロンチェアに座ってる時間が長くなってることもあり、ポスチャーフィット化することにした。ランバーサポートは経年で割れることが知られており、長い目で見ればポスチャーフィットの方がいいだろうし、ランバーサポートが健在な今なら売っぱらってポスチャーフィット化費用の足しになるだろうっていう目論見。

前述の通り、公式サービスに頼むと価格がぴえんでぱおんなので、先達に従ってポスチャーフィットキットを個人輸入し、自分で取り付けることにする。検索で出てくる事例はいずれも古めの情報なので、最近のポスチャーフィットキット事情としてまとめておく。

2021年3月現在、ポスチャーフィットキットの入手は転送サービスを使って個人輸入するしかなさげ。以前は国内業者が並行輸入したものを販売していたようだが、現在は軒並み在庫切れとなっている。

キット自体は現行品で、アメリカ本国ではハーマンミラー公式直販でも売っているものの、日本から買うのは無理っぽい。クレカのBilling Addressが不正となり先に進めない。現地クレカしか使えないっぽい?PayPal対応ということにもなっているが、どう頑張ってもクレカ払いしか選べず完全なる無駄足に終わった。会員登録までしたのに!

残された道は再販業者(普通の販売店)からの購入となるが、残念ながら手ごろな送料で日本に直送してくれる販売店は見当たらなかった。

幸いAmazon.comマケプレで取扱があったため、お手軽かつ一定の安全性も担保されてると判断し、その業者から買うことにした。

日本に送ってくれるマケプレ業者は少ないため、転送サービスを使うことになる。直送できても転送サービスの経由の方が安いパターンもあるので、この辺は臨機応変に対応する。

転送サービス業者選定のポイントは、オレゴン州の倉庫を使えるかどうか。

アメリカでは州によって売上税(消費税)がまちまちで、最大10%ほどになる。オレゴン州は0%のためオレゴン以外を選ぶ理由がない。売上税がかかる州の倉庫は、たいていサンフランシスコやカリフォルニアの倉庫だけど、日本までの送料が少し安かったり、配送時間が短かったりというメリットがあるにはある。ま、そんなものより、目先の金が大事なのさ~。

というわけで、今回はスピアネットを使った。

当初は使ったことのあるGooppingを使う気でいたけど、今はShipitoに吸収され肝心のオレゴン倉庫が月額会員じゃないと使えなくなったようなので、お役御免となった。

日本時間の3/13に注文し、3/26に受け取ることができた。ざっと2週間、可もなく不可もなく平均的なスピードかなと。

スピアネットは基本的に国際発送から国内配達まで一貫してヤマト運輸の取り扱いのことが多いようで、何となく安心感があった。到着までの詳細は下表のとおり。

日時(JTS) 出来事 備考
3/13 00:52 Amazon.comで注文
3/13 01:59 業者から発送
↓(輸送) USPS
3/16 03:34 スピアネットに到着
3/18 07:26 スピアネットから受領&内容確認連絡 荷物に内容の記載がなく判断が付かないとのことで、中身の確認連絡がきた。
3/18 発送依頼
3/19 7:51 決済案内 こちら側の問題で決済に失敗したため、再度、決済手続きをしてもらった。
3/19 12:55 決済案内(再)
3/19 13:00 支払い手続き
3/20 07:57 発送連絡
↓(輸送) ヤマト
3/26 11:18 自宅に到着

ヤマトの履歴はこんな感じ。

現地日時 荷物状況 国・地域
3/19 11:10 輸出許可 アメリカ (米国ヤマト運輸 ポートランド支店)
3/20 13:30 出国
3/24 17:03 到着 日本 (羽田国際小口支店)
3/25 10:59 輸入許可
3/25 16:13 発送
3/26 05:14 配達店到着 日本 (最寄り配達店)
3/26 05:14 配達中
3/26 11:18 配達完了

ポスチャーフィットキットの個人輸入にかかった費用は下表のとおり。商品代含めておよそ2万円となった。

項目 金額 備考
ポスチャーフィットキット代 108 USD 米国内送料無料
スピアネット費用 65 USD
内訳 (送料) (42 USD)
(転送手数料) (9 USD)
(同梱手数料) (6 USD)
(特別梱包手数料) (8 USD)
小計 173 USD 1ドル110円として19030円
国内消費税 700円 4400円からポスチャーフィットキット分を按分
合計 19730円

実際のところ、600ドルのSSDも同梱して転送したため、その分の手数料が含まれている。特別梱包のためか、えげつない量の梱包材が入ってて荷物サイズが大きくなった分も差し引くと、17000円くらいで収まるかも?

2014年頃はポスチャーフィットキットが80ドル程度だったのに加え、円高で結構安く変えたっぽい。このところ、あれよあれよと円安に振れてて怨めしい……。

eBayなどで個人輸入は何度も行っているが、転送サービスを使ったのは今回で2度目、スピアネットは初めて使ったが明朗会計で値段相応の仕事をしっかりしてて好印象だった。何よりオレゴン倉庫が使えるのが嬉しい。やり取りは日本人スタッフと日本語で行えて楽だし、レスポンスも良いので今後も使っていくと思う。

  • start.txt
  • 最終更新: 2022-07-27 15:26
  • by Decomo