ソースの表示以前のリビジョンバックリンク全て展開する/折り畳む文書の先頭へ Share via Share via... Twitter LinkedIn Facebook Pinterest Telegram WhatsApp Yammer Reddit Teams最近の変更Send via e-Mail印刷パーマリンク × 文書の過去の版を表示しています。 256バイト以上のファイル名を持つZFSをFreeBSDにインポートしてみる 以前、FreeBSDではlongnameフィーチャーは使えないという話をした。 FreeBSDで255バイト超のファイル名でファイルは作れないとして、Linuxで作った256バイト以上のファイル名を持つZFSをFreeBSDにインポートした場合、どうなるのだろうか。インポートできなかったり、クラッシュしたり、データセットが壊れるなんてことは流石にないと思うが、分からんってのが正直なところ。サクッと試してみよう。 まずはLinux側でlongnameフィーチャーが有効なデータセットと、長いファイル名を持つファイルを作る。 環境はこんな感じ。Linuxと言いつつProxmox VEです。 # pveversion pve-manager/9.1.4/5ac30304265fbd8e (running kernel: 6.17.4-2-pve) # zpool version zfs-2.3.4-pve1 zfs-kmod-2.3.4-pve1 # zpool status zlongname pool: zlongname state: ONLINE config: NAME STATE READ WRITE CKSUM zlongname ONLINE 0 0 0 zvol/zvm/vm-100-disk-0 ONLINE 0 0 0 errors: No known data errors データセットの文字コードはUTF-8にした。 # zfs create -o utf8only=on zlongname/longname UTF-8の場合、日本語1文字はおおむね3~4バイトでエンコードされるので、255バイト=全角85文字となる。255バイトと256バイトのファイル名でファイルを作ってみる。 # touch '123456789~1~123456789~2~1234 56789~3~123456789~4~123456789~5~123456789~6~123456789~7~123456789~8~12345' # touch '123456789~1~123456789~2~1234 56789~3~123456789~4~123456789~5~123456789~6~123456789~7~123456789~8~12345a' touch: cannot touch '123456789~1~123456789~2~123456789~3~123456789~4~123456789~5~123456789~6~123456789~7~123456789~8~12345a': File name too long 256バイトの方はファイル名長すぎィと怒られた。longnameフィーチャーを有効にして再度試してみる。 # zfs set longname=on zlongname/longname # touch '123456789~1~123456789~2~1234 56789~3~123456789~4~123456789~5~123456789~6~123456 789~7~123456789~8~12345a' # ls 123456789~1~123456789~2~123456789~3~123456789~4~123456789~5~123456789~6~123456789~7~123456789~8~12345 123456789~1~123456789~2~123456789~3~123456789~4~123456789~5~123456789~6~123456789~7~123456789~8~12345a 今度は当然ながら問題なく作成できた。このプールをFreeBSDに持っていく。 FreeBSD側は以下のような感じ。ashiftの警告が出てるけど本質じゃないのでスルーで。 $ freebsd-version -uk 14.3-RELEASE-p2 14.3-RELEASE-p2 $ zpool status zlongname pool: zlongname state: ONLINE status: One or more devices are configured to use a non-native block size. Expect reduced performance. action: Replace affected devices with devices that support the configured block size, or migrate data to a properly configured pool. config: NAME STATE READ WRITE CKSUM zlongname ONLINE 0 0 0 gptid/737d89da-f0e3-6c4d-a86d-426d41479aa8 ONLINE 0 0 0 block size: 512B configured, 4096B native lsでは普通に255バイト超のファイル名も表示された。ちょっと意外。 $ ls /zlongname/longname/ 123456789~1~123456789~2~123456789~3~123456789~4~123456789~5~123456789~6~123456789~7~123456789~8~12345 123456789~1~123456789~2~123456789~3~123456789~4~123456789~5~123456789~6~123456789~7~123456789~8~12345a 開こうとするとファイル名長すぎィと怒られた。 $ cat '/zlongname/longname/123456789~1~123456789~2~123456789~3~123456789~4~123456789~5~123456789~6~123456789~7~123456789~8~12345a' cat: /zlongname/longname/123456789~1~123456789~2~123456789~3~123456789~4~123456789~5~123456789~6~123456789~7~123456789~8~12345a: File name too long 256バイトのファイル名でファイルを作ろうとしても、やっぱり長すぎィと怒られた。 $ touch '/zlongname/longname/123456789~1~123456789~2~123456789~3~123456789~4~123456789~5~123456789~6~123456789~7~123456789~8~12345b' touch: /zlongname/longname/123456789~1~123456789~2~123456789~3~123456789~4~123456789~5~123456789~6~123456789~7~123456789~8~12345b: File name too long というわけで、ZFSのlongnameフィーチャーを有効にし256バイト以上のファイル名があるデータセットをFreeBSDに持っていくと、ファイルの存在は確認できるが、ファイル操作は不可というのが現状のようだ。 Ainex AIF-12のチップはμPD720201とGL3523 AinexのAIF-12は、USBを計7ポートを増設可能なPCI Expressカードである。ポートの内訳は下記の通りで、USB 3.0とUSB 2.0の両方のピンヘッダを備えた、なかなかわかっとるじゃないか仕様となっている。 外部 USB 3.0 Type-A 2ポート 内部 USB 3.0 Type-A 1ポート USB 3.0 ピンヘッダ(2ポート分) USB 2.0 ピンヘッダ(2ポート分) 値段も3000円ちょいとお手軽価格。 採用チップの情報は公式サイトに書かれておらず、ネットを彷徨っても発見できず。商品画像からμPD系とGL3523が載ってそうな雰囲気はあるものの、不明瞭で確証が持てなかった。 諸事情で内部USB 2.0ピンヘッダが欲しく、ほかに選択肢もなかったのでダメもとで購入した画像がこれ。 ばっちりμPD720201とGL3523ですな。 パターンを追ってみると、Type-A 3ポートはμPD720201に直結、それ以外はGL3522のハブ経由の模様。まとめると以下のトポロジーになるっぽい。 uPD720201 ├ 外部 3.0 Type-A ├ 外部 3.0 Type-A ├ 内部 3.0 Type-A └ GL3522 ├ 内部 3.0 ピンヘッダ ├ 内部 3.0 ピンヘッダ ├ 内部 2.0 ピンヘッダ └ 内部 2.0 ピンヘッダ FreeBSD 14.3ではZFSのlongnameフィーチャーは事実上非対応っぽい? OpenZFS 2.3.0で、個人的に待望のlongnameフィーチャーがリリースされた。 ZFSにおけるファイル名・ディレクトリ名(以後、まとめてファイル名と表記する)の最大長は、UNIX系の習わし(?)に沿って255 bytesとなっているが、longnameフィーチャーを有効にすると、その制約を打ち破って1023 bytesまで使えるようになる。単純に上限が固定的に引き上げられるといったものではなく、255 bytes超の名前があると機能がアクティブとなり、無くなれば非アクティブになるといった、動的な挙動となっているようだ。 この255バイトという伝統的な値はNAME_MAXマクロに由来し、FreeBSDの場合は/usr/src/sus/sys/syslimits.hで定義されている。厳密にいうと、ZFSでの制約は自身が定義している定数由来なのだが、NAME_MAXを意識した値であろうと思われる。なお、ここで注意が必要なのは、ファイルパスの最大長はPATH_MAXと別に定義されており、FreeBSDの場合は1023バイトとなっている。本記事で取り扱うのは、あくまでファイル名の最大長の方である。 現代的なUNIX系のファイルシステムでは、必ずしもこの制限に縛られることはないようだが、有名どころのFSは大抵255バイトが上限となっている。 255バイトもあって何が不満かと言われれば、ファイル名の文字エンコーディングにUTF-8を採用すると、最大文字数がだいぶ心許ないってこと。UTF-8の場合、日本語の文字は大半が3バイト、場合によっては4バイトで表現されるため、いわゆる全角換算で85~63文字に目減りしちゃうんですな。この問題はとりわけWindowsとファイル共有した時に顕在化しやすい。というのも、Windowsの主要FSの最大長はUTF-16で255文字1)なので、つい長い名前つけちゃって、FreeBSD+Sambaな共有フォルダにコピーしようとして失敗、なんてことが年に数回起きる。これが1023バイトならUTF-8でも341~255文字となり、大変都合がいいわけですよ。 そんなわけで、longnameフィーチャーには大変期待していたのだが、どうもFreeBSD 14.3-RELEASE時点では事実上使えないようだ。 ZFS自体の255バイト制限はなくなったものの、FreeBSDのVFSレイヤーに255バイト制限が残っていて、この影響を受ける模様。実際、PortsからOpenZFS 2.3.0入れて試してみたが255バイト制限は突破できなかった…。SambaはNAME_MAX等の直接的な制限は受けないようだし、Linux+Sambaでは問題なく機能しているようだし、やはりFreeBSD側の制限の可能性が大。 VFSの根っこの部分っぽいし、改善されるのかなー? 正直、longnameは今すぐにも使いたい。というか、256バイト以上のファイル名を含むデータセットをFreeBSDに持ってきた時に変なことにならないんだろうか…?ついにLinuxに鞍替えするときが来たのか!? 1) UNCは話がややこしくなるので考慮しない 1 2 3 4 ... 84 85 Older Posts > start.1459175418.txt.gz 最終更新: 2016-03-28 23:30by Decomo