Lightroomでユーザー権限も問題が発生しました。
MacでLightroomを起動したら「Lightroomでユーザー権限の問題が発生しました。」というエラーダイアログが表示された。
「修復して続行」ボタンを押しても「権限の問題を自動的に修復できません。」とつれない返事。
仕方ないので詳細情報をクリックしたら、英語の解説ページに飛びやがんの。Adobeの代わりに日本語のページも張っておきまつね。
直し方は解説ページのとおりで、次のディレクトリのパーミッションを修正してやればよい。
- ~/Library/Preferences/
- ~/Library/Application Support/Adobe/
- ~/Library/Caches/Adobe/
- ~/Documents/Adobe
~/
ってのは自分のユーザーディレクトリを表す表記で、いわゆる「/Users/ユーザー名/
」の事。正式な表記なので覚えておくと便利だよ。
~/Library
は隠しフォルダでありFinderには通常表示されない。Finderメニューの「編集>フォルダへ移動」で開くダイアログに「~/Library」と入力し「移動」すれば表示できる。「~/Li」まで打ってTABキーを押すと「~/ライブラリ」という具合に入力補完してくれるので便利だよ。
このとき、正しく~/Library
と入れているにもかかわらず、なぜかシステムのライブラリフォルダ(/Library
)が表示される事があるので要注意。また、LibraryとDocumentsは日本語版ではそれぞれ「ライブラリ」「書類」という表記になる点にも注意されたし。どうしてもユーザーライブラリフォルダに移動しない時は、ターミナル.appを開いて「open ~/Library」を実行すれば開くよ。
あとは各フォルダの「情報を見る」で以下の項目の確認&設定をする。変更する時はおなじみ南京錠マークをクリックしてね。
- 「共有とアクセス権」で、自分のユーザーアカウントに「読み/書き」のアクセス権があるか。なければ追加&変更。
- 歯車アイコンをクリックし、「内包している項目に適用」をクリック。
2つ目の「内包している項目に~」がとても重要。前述の各ディレクトリのアクセス権は正しいものの、格納されているファイル/フォルダのアクセス権が原因の事が往々にしてある。今回の当方の原因もそうだった。
FreeBSDのmail/courierが0.65止まりなのは依存パッケージの問題
/-変人御用達の-/ Courier Mail Serverのバージョンが、9月にめでたく1.0の大台に乗っていた。
その一方、FreeBSDのportsのmail/courierは何年も0.65止まり。メンテ自体は行われていて、0.65.3のまま周辺環境の変更に追従している感じ。なぜ本体のバージョンアップを行わないのか不思議だったんだけど、MLによれば、メンテナが他の件で忙しいのと、0.65より新しいCourierは依存関係が増え、その解消のために新たなportsを作らなきゃならんのが原因らしい。まぁ、その投稿(2014年)から4年が経つわけですがね…。
早く追従してくれないかなー(人任せ
DT4282の1000V/0.63Aヒューズを飛ばして痛い目をみた
日置のマルチメーターDT4282の電流レンジでJ-FETの選別をしてた際、誤ってプローブをショートさせてしまった。ピーッという音と共に画面が赤くなり最初は何事かと思ったが、測定値が出ないのを見てなるほどガッテン、ヒューズが飛んだんだなと。秋葉原に行くのが面倒で秋月通販したばっかなのに、結局ヒューズ1本のために出向くことになるのかチクショーなどと思いつつテスターを開けると、なんか見たことないヒューズが入ってるんですけど。
白くてデカくて見るからに高そうな雰囲気(写真上。下のは比較用のミゼットヒューズ)。大きさは実測37.95mm×10.31mmなので、38mm×10.3mmないし38mm×10mm規格のセラミック管ヒューズと思われる。定格の1000V/630mAで検索してみたが、販売店が日置の公式ショップしか出てこないという…。しかも1本860円(税抜き)と超高い!普通のヒューズの10倍以上だよ!!その上、送料540円が加算される罠。貧乏人の味方、eBay、AliExpressでも適合品見つからないしまぢ詰んだ。ここでトンでもないミスをやらかしたんだと思い知らされた。ヒューズが飛んだだけに。
送料かかる位なら秋葉原まで行くわ、ってもんでラジオセンターのHIOKIショップに行ってみたら在庫なしで取り寄せになってしまった。結局、発注と受取の電車2往復で540円より高く付いた\(^o^)/まぢつらたん。
左が飛んだヒューズで右が買ってきたやつ。印字の色が違うけど問題はないそうで。まぁ定格が合ってるんだから当然か。モノ自体はHOLLYLANDのヒューズっぽいけど、ほぼHIOKI専用品のようだ。/-まぁ、サイズが適合する元の定格より低い安物で代用できると思う。1000Vなんてまず使わんし500V0.5Aとかので大丈夫じゃね?-/
電流レンジを使うときは、ちゃんと電流制限機構を入れないとダメですな……人は失敗によって成長するのだ………。
InnoDB File-Per-Tableモードではinnodb_data_home_dirは無視される
MySQL/MariaDBにinnodb_data_home_dir
というシステム変数がある。InnoDBのデータファイル置き場を明示する変数だが、InnoDB File-Per-Tableモードでは指定値が無視される。File-Per-Tableモードとは、InnoDBのテーブル毎にファイルを作成するモードの事でinnodb_file_per_table
変数で制御可能である。MySQL 5.6.6以降でデフォルト有効になったため、innodb_data_home_dir
は事実上意味がなくなってしまった。
よって、File-Per-TableモードではZFSのrecordsize
やprimarycache
をストレージエンジン毎に最適化する、という手法が取りにくくなった。(DBごとにフォルダが作成され、その中にInnoDBやMyISAMのファイルが混在することになるため。)自分のメモも兼ねて最適とされるパラメータを下表にまとめる。
ストレージエンジン | recordsize | primarycache |
---|---|---|
MyISAM | 8kB | all |
InnoDB(データ) | 16kB | metadata |
InnoDB(ログ) | 128kB | metadata |
参考サイト
WITH_CHARSET, WITH_XCHARSETを指定するのは止めにしよう
FreeBSDでPrtsからPortsからMySQL/MariaDBを入れる際、よく指定されるオプションにWITH_CHARSET
, WITH_XCHARSET
がある。調べてみたら、なんとmysql55で廃止されていた。
今まで盲目的に指定していたのだけど、なんとなく気になってググってみても、これぞという解説が見当たらない謎オプション。とりあえずFreeBSD Ports独自のオプションで、日本以外での使用例は殆どない。やむなくportsの更新履歴や8-RELEASE以前の古いportsツリーをあさってみると、mysql51-serverのportsのMakefile(MySQLそのもののMakefileじゃないよ)には以下の記述があるが、mysql55-serverからは消えているという事実が判明。MariaDBはMySQL 5.5からのフォークなので言わずもがなである。
.if defined(WITH_CHARSET) && ${WITH_CHARSET} != "" CONFIGURE_ARGS+=--with-charset=${WITH_CHARSET} .endif .if defined(WITH_XCHARSET) && ${WITH_XCHARSET} != "" CONFIGURE_ARGS+=--with-extra-charsets=${WITH_XCHARSET} .endif
御覧の通り、portsのWITH_CHARSET
, WITH_XCHARSET
オプションは、それぞれMySQLの–with-charset
, –with-extra-charsets
オプションに対応している。そして、MySQL 5.5からは–with-charset
自体が消えてるっぽい。似た所で–extra-charsets
ってのはあるみたいだけど。そして–with-extra-charsets
の方もデフォルト値がallとなったため、ports側から敢えて指定する必要がなくなり、オプションが削除されたのだと思われる。
WITH_CHARSET
, WITH_XCHARSET
オプションは、2001年1月25日にmysql323-serverに対する追加が初出のようだ。その時のコミットメッセージは「Add options for alternate charsets (WITH_CHARSET and WITH_XCHARSET).」といったもの。
というわけで、MySQL/MariaDBインストールでWITH_CHARSET, WITH_XCHARSETを付けるのはもう止めよう!