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ZFSのHDDを交換してプールの容量を増やす

RAID-Zを構成してるHDDが古くなってきたので、容量アップも兼ねて交換した。増税だしな!(HDDを買ったのは増税前)

とりあえずプールの構成。

[hoge@Freyja ~]$ zpool status zdata3
  pool: zdata3
 state: ONLINE
  scan: resilvered 1.03T in 8h34m with 0 errors on Thu Apr 10 22:57:30 2014
config:

	NAME         STATE     READ WRITE CKSUM
	zdata3       ONLINE       0     0     0
	  raidz1-0   ONLINE       0     0     0
	    ada2p1   ONLINE       0     0     0
	    ada1p1   ONLINE       0     0     0
	    ada0p1   ONLINE       0     0     0
	  raidz1-1   ONLINE       0     0     0
	    ada8     ONLINE       0     0     0
	    ada12    ONLINE       0     0     0
	    ada9     ONLINE       0     0     0
	logs
	  ada5       ONLINE       0     0     0

errors: No known data errors

raidz1-1の方が対象のHDD群。2TBx3本を3TBに交換する。

ZFSはディスクを丸ごと追加&交換が出来るが、それやるとOS起動時に「GPTテーブルがおかしいぜ」と警告ログが出て精神的によろしくないので、パーティションは切っとくのが吉。上記プールではうっかり丸ごと追加してしまってる状態。

交換自体は以下のコマンドをHDD数分叩くだけ。

zpool replace 対象プール 交換元HDD 交換先HDD

SATAの空きポートがなかったため、物理的にHDDを入れ替えといてリビルドという感じで行った。リビルド時間は容量に比例し、うちの環境だと10時間弱といった所。デグレ状態で長時間HDDをブン回す事になるので、これまたあまりよろしくはない。

HDDを交換しただけでは容量は拡張されないので、zpool online -eでZFSにストレージの容量を全部使うように指示する。

[hoge@Freyja ~]$ zpool list
NAME     SIZE  ALLOC   FREE    CAP  DEDUP  HEALTH  ALTROOT
zdata3  13.6T  10.4T  3.17T    76%  1.00x  ONLINE  -
[hoge@Freyja ~]$ sudo zpool online -e zdata3 ada8p1
[hoge@Freyja ~]$ zpool list
NAME     SIZE  ALLOC   FREE    CAP  DEDUP  HEALTH  ALTROOT
zdata3  16.3T  10.4T  5.89T    63%  1.00x  ONLINE  -

交換したHDDの1つにコマンド発行するだけで大丈夫っぽい。

Portsの脆弱性チェックを無効化する方法

Portsからソフトを入れようとすると、

===>  apache22-2.2.26 has known vulnerabilities:
apache22-2.2.26 is vulnerable:
apache -- several vulnerabilities
CVE: CVE-2013-6438
CVE: CVE-2014-0098
WWW: http://portaudit.FreeBSD.org/91ecb546-b1e6-11e3-980f-20cf30e32f6d.html
=> Please update your ports tree and try again.

こんな事言われてインストール出来ない事がある。

Portsの脆弱性チェック機能に引っかかってる訳だが、ライブラリ更新などで依存関係のあるソフトをreinstallしたいだけだったりする時に非常に困る。

そんな時は脆弱性チェックを一時的に無効化してやれば良い。

  • makeの場合
    • make -DDISABLE_VULNERABILITIES xxxx
  • portmasterの場合
    • portmaster -m DISABLE_VULNERABILITY=yes xxxx

言うまでもなく、本来は修正版を使用するのが筋。あくまで緊急回避策なので注意されたし。

Time Machineのバックアップ先は複数指定できる

Time Machineのバックアップ先は1つしか指定出来ないと思っていたが、実はMountain Lionから複数のストレージを指定出来るようになっていたらしい。実際に10.8.5で試してみたら出来た。

指定したバックアップ先はタイムマシーンのスケジュールに沿って、順繰り使われる模様。つまり、バックアップ先にA, B, Cの3つを指定したとすると、最初にAにバックアップされ、1時間後にB、更にその1時間後にCにバックアップされる。そしてAに戻るという具合。

物理的に違うストレージを指定して、複数のTime Machineバックアップで対障害性の向上を狙うってのが普通の使い方なんだと思う。しかし1台のストレージでも、パーティション分割で敢えて2つのバックアップとすることで、対論理障害性の向上が期待出来る(まぁ過去のバックアップの保持期間は半分になっちゃうけど)。

これってNASをバックアップ先にしてる場合に威力を発揮しそうな予感。ネットワーク越しだとスパースバンドルの中にバックアップディスクが作られる訳だけど、このイメージが良く壊れるのよねー。バックアップデータとはいえ、壊れると結構ショックなもんですよ。そして、大抵バックアップが壊れてる時に限って、オリジナルのデータが壊れるのよね……。

という訳で、早速NASのTime Machineボリュームを2つに変更した。TimeMachineSchedulerでバックアップ間隔を弄ってるけど、特に問題なく動いてる模様。

10.9.2でDisplay Portを使うと無限再起動に陥る件

  • OS X Mavericks 10.9.2
  • PC版Radeon HD 7000系以上
  • モニタをDisplay Portで繋いでいる

以上3条件が揃うと、OS Xが無限再起動ループに陥る。旧型RadeonもしくはDPを使わなければ大丈夫っぽい。

正規のSAPPHIRE HD 7950 MAC EditionでEFIを使ってるなら大丈夫らしい?

リモートデスクトップの反応が鈍く描画がカクつく問題を直す

会社のMac(Mountain Lion)から隣に鎮座してるWindows 7にMicrosoft Remote Desktopで繋ぐと、操作に対する反応がワンテンポ遅れ、画面の描画も超遅い現象にずっと悩まされていた。アナログ56k時代の巨大画像読み込み(ツッ・・ツッ・・ツッっていうアレ)を彷彿とさせる遅さ。接続条件は遥かに悪いハズの、インターネット越しの自宅鯖の仮想マシン上のWin 7に繋いだ時の方が快適という酷さ&謎っぷり。

で、やっとこの問題を解決出来た。

デバイスマネージャのネットワークアダプタの詳細設定で一括送信を無効にすると直る。NICの種類によってプロパティ名が違うのが厄介と言えば厄介。たとえば、Realtekなら「一括送信オフロード」だし、Intelなら「大量送信オフロード」って具合。とにかく、巨大データを一気に送る風な名前のプロパティだ。

ふと思ったんだけど、このプロパティってネトゲの通信に影響及ぼしたりしないのかなぁ。こいつに引っかかると、かなりのラグが発生するため、リアルタイム性を要求されるゲーム(FPSとか)では、かなり不利になりそうなもんだけど…。“大量送信”という名前から察するに、データ量が少なければ問題ないのかしらん。

  • start.txt
  • 最終更新: 2022-07-27 15:26
  • by Decomo