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FreeBSD 14.3ではZFSのlongnameフィーチャーは事実上非対応っぽい?

OpenZFS 2.3.0で、個人的に待望のlongnameフィーチャーがリリースされた。

ZFSにおけるファイル名・ディレクトリ名(以後、まとめてファイル名と表記する)の最大長は、UNIX系の習わし(?)に沿って255 bytesとなっているが、longnameフィーチャーを有効にすると、その制約を打ち破って1023 bytesまで使えるようになる。単純に上限が固定的に引き上げられるといったものではなく、255 bytes超の名前があると機能がアクティブとなり、無くなれば非アクティブになるといった、動的な挙動となっているようだ。

この255バイトという伝統的な値はNAME_MAXマクロに由来し、FreeBSDの場合は/usr/src/sus/sys/syslimits.hで定義されている。厳密にいうと、ZFSでの制約は自身が定義している定数由来なのだが、NAME_MAXを意識した値であろうと思われる。なお、ここで注意が必要なのは、ファイルパスの最大長はPATH_MAXと別に定義されており、FreeBSDの場合は1023バイトとなっている。本記事で取り扱うのは、あくまでファイル名の最大長の方である。

現代的なUNIX系のファイルシステムでは、必ずしもこの制限に縛られることはないようだが、有名どころのFSは大抵255バイトが上限となっている。

255バイトもあって何が不満かと言われれば、ファイル名の文字エンコーディングにUTF-8を採用すると、最大文字数がだいぶ心許ないってこと。UTF-8の場合、日本語の文字は大半が3バイト、場合によっては4バイトで表現されるため、いわゆる全角換算で85~63文字に目減りしちゃうんですな。この問題はとりわけWindowsとファイル共有した時に顕在化しやすい。というのも、Windowsの主要FSの最大長はUTF-16で255文字1)なので、つい長い名前つけちゃって、FreeBSD+Sambaな共有フォルダにコピーしようとして失敗、なんてことが年に数回起きる。これが1023バイトならUTF-8でも341~255文字となり、大変都合がいいわけですよ。

そんなわけで、longnameフィーチャーには大変期待していたのだが、どうもFreeBSD 14.3-RELEASE時点では事実上使えないようだ。

ZFS自体の255バイト制限はなくなったものの、FreeBSDのVFSレイヤーに255バイト制限が残っていて、この影響を受ける模様。実際、PortsからOpenZFS 2.3.0入れて試してみたが255バイト制限は突破できなかった…。SambaはNAME_MAX等の直接的な制限は受けないようだし、Linux+Sambaでは問題なく機能しているようだし、やはりFreeBSD側の制限の可能性が大。

VFSの根っこの部分っぽいし、改善されるのかなー?

正直、longnameは今すぐにも使いたい。というか、256バイト以上のファイル名を含むデータセットをFreeBSDに持ってきた時に変なことにならないんだろうか…?ついにLinuxに鞍替えするときが来たのか!?


1)
UNCは話がややこしくなるので考慮しない

WD SN640のファームウェア更新とかベンチマークとか

こちらのページによれば、Western Digital Ultrastar DC SN640 U.2 NVMe SSDシリーズの初期ファームには、まれにSSDがタイムアウトし、機能不全を引き起こす可能性のあるバグがあるらしい。回復手段はSSDのフォーマットで、言わずもがなデータは失われることになる。あな恐ろし。

配布されている修正版ファームウェアはR1110021, R1410004で、手持ちのSN640はR1110012なので発生する可能性がありそう。というわけで更新してみる。

やり方は上記サイトに書いてある通り。Linux環境ならnvmeコマンドでSSDのFWをダウンロードし、適用し、マシンを再起動する。

nvme fw-download /dev/nvme0 --fw=FW.vpkg
nvme fw-commit /dev/nvme0 -a 1

こんな感じでR1110021に更新されていることが分かる。

# nvme list | grep WUS4
/dev/nvme2n1    /dev/ng2n1    A06F8XYZ    WUS4BB076D7P3E3    1    7.68  TB /   7.68  TB    4 KiB +  0 B    R1110021
/dev/nvme1n1    /dev/ng1n1    A066EXYZ    WUS4BB076D7P3E3    1    7.68  TB /   7.68  TB    4 KiB +  0 B    R1110021
/dev/nvme0n1    /dev/ng0n1    A0647XYZ    WUS4BB076D7P3E3    1    7.68  TB /   7.68  TB    4 KiB +  0 B    R1110021

なお、このSN640たちは例によって中古で、いずれも2PB以上読み書きされている。データシート上の寿命は11210TBW(4kランダムライト時)であるから、S.M.A.R.T.が示すとおりまだまだ余裕がありそう。

CrystalDiskMarkとCrystalDiskInfoの結果は以下の通り。PCIeパススルーでVMで測定したものなので、値は参考程度に。

------------------------------------------------------------------------------
CrystalDiskMark 9.0.1 x64 (C) 2007-2025 hiyohiyo
                                  Crystal Dew World: https://crystalmark.info/
------------------------------------------------------------------------------
* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

[Read]
  SEQ    1MiB (Q=  8, T= 1):  2794.207 MB/s [   2664.8 IOPS] <  2999.14 us>
  SEQ  128KiB (Q= 32, T= 1):  3284.428 MB/s [  25058.2 IOPS] <  1272.22 us>
  RND    4KiB (Q= 32, T=16):   600.710 MB/s [ 146657.7 IOPS] <   615.42 us>
  RND    4KiB (Q=  1, T= 1):    38.750 MB/s [   9460.4 IOPS] <   105.45 us>

[Write]
  SEQ    1MiB (Q=  8, T= 1):  2009.656 MB/s [   1916.6 IOPS] <  4162.21 us>
  SEQ  128KiB (Q= 32, T= 1):  2015.298 MB/s [  15375.5 IOPS] <  2077.10 us>
  RND    4KiB (Q= 32, T=16):   523.224 MB/s [ 127740.2 IOPS] <   237.16 us>
  RND    4KiB (Q=  1, T= 1):   140.593 MB/s [  34324.5 IOPS] <    28.90 us>

Profile: Default
   Test: 1 GiB (x3) [E: 0% (0/7154GiB)]
   Mode: [Admin]
   Time: Measure 5 sec / Interval 5 sec 
   Date: 2025/06/22 13:52:58
     OS: Windows 10 Pro 21H2 [10.0 Build 19044] (x64)
Comment: WD SN640 7.68TB (WUS4BB076D7P3E3) on VM

シーケンシャルは概ねデータシートどおりだが、ランダムのIOPSが1/2~1/3と振るわないのはパススルーの影響なのかしら?

FreeBSD環境で更新日が1970年1月1日になったNextcloudのファイルを直す

数年前のある日、突然Nextcloudのクライアントが「ファイルの更新日時が不正」というエラーを吐いてファイルの同期ができなくなった。確認してみると、大量のファイルの更新日時(mtime)が1970年1月1日になってるやんけえええええええ!!!!

どこをどうみてもUNIXエポックです、本当にありがとうございました。デスクトップクライアントv3.4.0でのやらかしらしい?

同期を再開させるだけなら、touchでmtimeを現在日時に更新してやればよい。でもワタクシはファイル探すときに結構mtime使うんですよね、なので極力元に戻したい。幸い、作成日時(ctime)とアクセス日時(atime)のいずれかは無事なようなので、それらからmtimeの復元を試みる。公式でmtime correction tool kitという、名前のとおりの復旧ツールが用意されているが、こちらはLinux環境向けでFreeBSDでそのまま使うことはできない2)ので、これらを参考に手動で直す。

まずは、mtimeが1970/1/1になったファイルを抽出する。Nextcloudのデータフォルダは/mnt/nextcloud/dataとする。

findで「mtimeがUNIX時間の0である」と指定する方法がわからなかったので、「mtimeが40年前(2024年9月時点で1984年9月)より新しい」とした。単位は分であることに注意。で、該当するファイルの作成日時(birthtime)、作成日時(ctime)、更新日時(mtime), 最終アクセス日時(atime), ファイル名をファイルに書き出す。

# cd /mnt/nextcloud/data
# find . -mmin +21024000 -print0 | xargs -0 stat -f "%SB,%Sc,%Sm,%Sa,\"%N\"" -t "%s" > /tmp/epoch_time_file_list.csv

CSVをExcelで開き、諸々整形する。UNIX時間→Excel日時の変換数式は=(UNIX時間のセル+32400)/86400+25569で、セル書式をyyyy/mm/dd hh:mm:ssとすればよい。

とりあえず、各種タイムスタンプの中で最も新しい値をmtimeとして採用することにした。どうもNextcloudに突っ込んだ時点でmtime以外の情報は消失しているような気がする3)ので、こんなに頑張っても仕方ないと思いつつ、現在日時にするのはなんか嫌なので。

Excelからタイムスタンプ,ファイルパスのCSVを書き出し、以下のようなスクリプトに食わせればmtime, atimeがそれなりに復旧できる。

#!/usr/local/bin/bash

while IFS=, read datetime file
do
    touch -t $datetime "$file"
done < $1

それにしてもだなー、Nextcloudがmtimeしか保持してないっぽいのは結構衝撃。デバイス間の同期が楽で、意識することなく履歴付きバックアップにもなるなーと思って建てたけど、自分の用途には合わないかなぁ…便利なんだけどさー。zipなんかも更新日時しか保持しないし、アクセス日時はともかく、みんな作成日時とか気にしないのかしら…?

他のクラウドストレージはどうなんだろう、と気になってたらDropboxとGoogle Driveを調べてる方がいた。子曰く、どちらも基本的に同期クライアントを使った場合は更新日時は保持されるとのこと。デスヨネー。

結局、ファイル属性含めて保持しておきたいなら、ローカルストレージかSMBでせっせとバックアップするしかないのかねぇ。理想の形はMacのTimeMachine。設定したら知らぬ間にバックアップがとられてて、イザって時に大助かりというやつ。WindowsもVSS(復元ポイント)で似たようなことはできるが、如何せんUIがダメダメすぎる。TimeMachine並にイケててリッチにしろとは言わないが、ファイル/フォルダのプロパティに押し込まれててアクセス性が最悪すぎる。

かといってOneDriveは仕様が素晴らしすぎて全く使う気になれないし。

Windowsのバックアップソリューション、もっとなんとかならんものか。


2)
コマンドの書式が微妙に異なり動かない
3)
DB上はmtime, mtime_storageというフィールドしかない。初回アップロードを行ったオリジナルのローカルファイルが無くなると、ctime等は失われると思われる。

DokuWikiのBlogTNGのスパムコメントをSQLで一層

作業メモ。

コメント元のIPアドレスをコメント数に並べ替え。

SELECT COUNT(ip), ip FROM comments GROUP BY ip ORDER BY count(ip);

IPアドレスと一致するコメントを削除。

DELETE FROM comments WHERE ip='x.y.z.w';

[url=httpを含むコメントを削除。

DELETE FROM comments WHERE text LIKE '%[url=http%';

<a href=“httpを含むコメントを削除。

DELETE FROM comments WHERE text LIKE '%<a href="http%';

口唇ヘルペス再来襲(5年ぶり5度目)

2024年5月30日、口唇ヘルペスが再びやってきた。5年半ぶり、5度目の来訪である。前回は2019年4月16日で、更に前の発症歴と照らすと4~5年周期で来るようだ。

午前中あたりから上口唇白唇部に違和感があり、午後から罹ったことは分かるであろうチクチク感と経度の水膨れが見られ、再発を確信。すぐさまドラッグストアに駆け込んで、今回はアラセナSクリームを買ってみた。

塗り始めて3日目だが、何となくヘルペシアより効きが良いような…?まぁ、元の症状が従来より軽めな気もするけど。

今回は発症の原因になりそうなことは無いんだけどなー。病気も髭剃りもしてないし。しいて言えば仕事でお疲れモードだったことくらい?

以下、症状の変化の記録。

日付 症状
5/30 発症。2mm弱の軽い水膨れ状態
5/31 水膨れが4mm程度に成長。唇に1か所転移したっぽいが、少し腫れぼったい程度で軽症
6/1 ピリピリ感継続中。薬を塗ったところは表皮?がはがれて、その下に新たな水ぶくれが出来るような状態
6/2 たまにピリピリ。患部はジュクジュクで一進一退の攻防の様相
6/3 大きな変化はなし
6/4 血が固まったような固めのかさぶたに移行。治る方向に傾いてきた感じ。
6/5 かさぶた状態でピリピリ感はもうない。唇の腫れっぽさもなくなる。
6/6 かさぶたがはがれ、赤っぽい感じに。ジュクジュクはしていない。
6/7 大きな変化はなし。唇もほぼ治りかけだが、食器などが当たると少し痛い
6/8 大きな変化はなし
6/9 小さなかさぶた状態

ロシアの白パン、シティ・ローフが簡単だけど素朴で美味しい

朝食用のパンを自分で焼くようになって1年ほどになる。

市販のパンは毎日食べるには甘すぎぃ!!って所から始めた自作なんだけれども、最初はフライパンでお手軽に作る方向だったのに、オーブンを使った普通のパン→天然酵母を使ったパン→型買って食パン→クリームパンを作ってみたり、小麦粉の種類を様々試してみたりと、生来の凝り性が災いし着々と沼っているのである。

最近はハード系のパンや黒パン欲が出ているのだが、色々と面倒なんですな。材料がちょっと違ったり、フランスパンにはフランスパンの型が必要だったり、ライ麦粉は良いお値段だし。

そんな中、嫁が「シティ・ローフ:家庭で焼けるソ連風の朝食パン」なるものを見つけてきた。前発酵があり少し面倒ではあるものの、材料・手順ともにシンプル。なのにこれがなかなかどうして超美味しいじゃありませんか。

シティ・ローフが作れなくなると、うちのQoLが激下がりなので、レシピを転載させていただく。

前発酵生地用

材料 分量 備考
強力粉 225g
125g 30℃くらいに温める
ドライイースト 2g

生地用

材料 分量 備考
強力粉 190g
100ml
バター 10g
砂糖 17g 半量にするとほんのり甘い程度になる。お好みで。
6g

前発酵生地のおかげか、分量や材料には結構寛容に思う。うちでは強力粉の一部を全粒粉に置き換えたり、砂糖を半量にしているが失敗知らず。

前発酵生地

  1. 材料を混ぜる

 * はじめに水っぽさがなくなるまで指先で混ぜると、手のひらがベタベタしなくて済む

  1. 生地がまとまり滑らかになるまで、手のひらで数分こねる
  2. 生地ができたらボウルの底に広げ、乾かないように濡れ布巾やラップをかぶせ2時間程度発酵させる

 * 元レシピによれば「大きく膨らんでから少し縮み始めたら出来上がり」だそうだが、ここまで行かなくても問題なさそう

生地

  1. できあがった前発酵生地に、砂糖、塩を溶いた水を加える
  2. 更に強力粉、室温に戻したバターを加える
  3. 生地が一体化するまで10分程度こねる
    • ここでも、はじめに指先で混ぜておくと、手がベタベタせずに済む
  4. 生地が滑らかになったら生地を丸め、薄く油を塗ったボウルに入れる
    • 生地捏ねで使ったボウルでOK
  5. 乾燥しないように1.5時間ほど発酵させる。大きさが倍になったら完了

焼成

  1. 膨らんだ生地を作業台に置き、拳で空気を抜く
  2. 三等分に丸め、乾燥しないように10分ほど休ませる
  3. 1つの塊を厚さ1cmほどに伸ばす
  4. 祝儀袋を折る要領で、左右を三つ折りにする
  5. さらに上下を閉じるように二つ折りし、餃子の皮を閉じる要領で開いてる面を閉じる
  6. レモンのような形に成形する
    • ピロシキのような形、と言った方が分かりやすいかも。
  7. クッキングシートを引いた天板に置き、乾かないように45分ほど発酵させる
    • かなり膨らむので間隔は十分に空ける
  8. 220℃に予熱したオーブンで15~20分焼く
    • 焼き時間はオーブン依存とはいえ、20分はやり過ぎな気がする。まずは13~16分くらいで様子を見るのが良いと思う。13分だとソフトフランスのような焼き上がりになる。

DIGA DMR-EX250VをSATA HDD化できなかった

こちらに書いた通り、DIGA DMR-EX250V(2006年5月15日発売)の内蔵HDDはWD2500BB-14RDA0で今となっては希少なIDEドライブである。製造から18年ほどが経ち、いつ壊れてもおかしくない状態と言えよう。SATA→IDE変換アダプタを使い入手の容易なSATA HDD、可能ならSSDに換装できないかとアレコレ試してみたものの、どうやってもF99エラーになってしまい成功していない。とりあえず備忘録がてら現状を書いておく。

準備したもの:

SATA→IDE変換アダプタの詳細:

製品 変換チップ ジャンパ 備考
Master Slave CS4) ACD5)
YFFSFDC SATA-IDE 変換 PCBボードアダプタ JMS20330 × ×
スゴイアダプタ SSATA-TR150VH Ver.3 JMS20330らしい ×
玄人志向 SATAD-IDE 88SA8052 A1062-00D。StarTech IDE2SAT2と同じっぽい。取説にATA-7 Streaming Feature Set Supportとあり。

手順:

  1. 元のHDD WD2500BB-14RDA0をPCに繋ぎ、Linuxのddでセクタダンプ
    • PCの都合でIDE→SATA変換アダプターを経由しているが、影響はないハズ
  2. 上記イメージを同様に換装先のHDD WD5000AVCS-142DY1へ書き込み
  3. SATA→IDE変換アダプタ経由でWD5000AVCS-142DY1をDMR-EX250Vに接続
    • ジャンパはCS。CSが無ければ色々試す。

3つの変換アダプタを試してみたものの、レコーダーの電源投入後、HDDがスピンアップしアクセス音がして直ぐにF99エラーで電源が落ちてしまう。SATAD-IDEでは一瞬U99が出てからF99になるが、他のアダプタでは気に留めなかっただけで同じかもしれない。

元のHDDで起動後、換装先HDDにホットスワップする荒業もやってみたが、レコーダーがフリーズしてダメだった。

なんとなく、SATA→IDE変換器がキモのような気がしている。

  • 価格.comに元と同型番HDDへのセクタコピーによる換装報告があるので、換装自体はできると思われる。
    • HDDの交換を行なうべく、同型式のHDD(WD2500BB)を入手してそのまま換装しましたが、
      「F99」のエラーメッセージが出るだけでうまくいきません。
      困っていたところ、「DMR-XW30」の掲示板で交換成功のスレを発見。
      http://bbs.kakaku.com/bbs/20274010287/SortID=11388303/
      (中略)
      コピーが始まってしばらくすると、READエラーが発生。
      (うっかりしてコピー元のHDDに録画データを残したままであったためか??)
      おそらく数十MB程度しかコピーされていないようでしたが、試しにレコーダーに取付けて、
      電源を入れると、HDフォーマットが自動で始まりました。
      その後、録画・再生を確認して、無事OKとなりました。

    • 上記リンク先のDMR-XW30(2006年9月1日発売)の例では、SAMSUNG HD400LDから日立のHDDにセクタコピーで換装できており、世代的にも行けそうな気はしている。ただし、HDDがAVコマンド(Streaming Feature Set)に対応してる必要はある気がする。
  • 1世代前のDMR-EX200V(2005年11月10日発売)はセクタコピー不要で行けるっぽい。リンク先ではHA250JCからHDT725032VLAT80に換装している。
  • DMR-XW300(2007年11月1日発売)はhttps://aucview.aucfan.com/yahoo/j419340315/


4)
Cable Select
5)
ATAPI CDの略らしい。EjectなどのATAPI固有コマンドに影響する模様

DIGA DMR-EX250Vのコンデンサとかパーツとか

PanasonicのVHS/DVD/HDD/SDカード対応の4 in 1レコーダー、DMR-EX250Vのパーツメモ。

いずれも105℃品。

RJGとRJXはデータシートが見つからず詳細不明だが、低ESR系統と思われる。うちの個体はRJXが軒並み憤死。検索してみると同時期の製品でRJG, RJFの憤死報告が見つかるので、ELNAは全交換しといた方がよさそう。

メーカー 耐圧・容量 備考
ELNA RJF 10V 470uF 超低ESR。56mΩ
RJG 16V 120uF 超低ESR・高リプル電流許容品らしい
RJG 16V 470uF
RJG 16V 470uF
RJG 16V 560uF
RJG 16V 1000uF
RJG 16V 1000uF
RJG 25V 100uF
RJG 25V 220uF
RJG 35V 56uF
RJX 6.3V 680uF 超低ESR?妊娠
RJX 10V 680uF 超低ESR?妊娠
RJX 16V 1500uF 超低ESR?妊娠。φ=10mm
RJX 16V 1500uF 超低ESR?妊娠
RJX 16V 1500uF 超低ESR?
ニチコン CS(M) 200V 220uF 小形高リプル対応長寿命品
CS(M) 200V 220uF
Panasonic FM 25V 220uF 低ESR。φ=8mm, 56mΩ
FM 25V 220uF
FM 25V 220uF

二次側の整流コンデンサーと思しきRJX 16V 1500uFはSUNCON ME-WGで置き換えてみたけど、結構発熱するので通常品を使うのはマズそう。

  • リモコンの型番
    • EUR7658Y70
  • HDDの型番
    • Western Digital WD2500BB-14RDA0
    • 3.5インチ, 7200RPM, 250GB IDE。AVコマンド対応品らしい
  • VHSメカの角ベルトサイズ(実測)
    • 直径90mm, 幅2mm

RAID-Z Expansionがマージされてた&ファイル名の最大長拡張PRが出来てた

もはや旧聞に属する話だが、2023年11月9日のRAID-Z Expansionのプルリクがついにmasterにマージされていた。コンセプトが発表されてから足掛け7年、実に長かった。なかなかインパクトのある機能だし仕方ないか。関係者の皆様お疲れ様でございました。

とはいったものの、実際にリリースされて使えるようになるのは、まだ先と思われる。リリース時期に関する最新情報は見つけられなかったのだけど、2021年時点のロードマップではOpenZFS 3.0で対応予定となっている。どんなに早くても2.3かなー?と思いつつ、どちらのバージョンのブランチもまだ存在しないのが現状。

加えてFreeBSDで使うには、ベースシステムに取り込まれるのを待たなきゃならんわけで、1年以上先なんじゃね?という気がしなくもない(まぁportsから入れればいいんだけども)。首を長くして待ちましょー

ついでにプルリク一覧を眺めていたら、ファイル名/ディレクトリ名の最大長を1023バイトに拡張する新しい機能フラグの実装があった⇒Longname: files/directories name upto 1023 bytes by tuxoko · Pull Request #15921 · openzfs/zfs

ZFSのファイル名/ディレクトリ名の最大長は255バイトとされているが、これはNAME_MAXだかPATH_MAX定数由来の制約らしい。これはUNIX系のファイルシステムにおける典型的な最大長で、通常はほとんど困らないサイズである。

ところが、ファイル名の文字コードとしてUTF-8を使うと話が変わってくる。UTF-8では1文字あたりのバイト数が1~4バイトと可変なので、ワーストケースで63文字しか格納できない。日本語の文字種はおおむね3バイトになるため、85文字で打ち止めとなる。

これでもFreeBSD、Linux単体で使う分にはさほど問題にならないと思うが、Windowsとファイル共有するとだいぶ困ったことになる。 というのもWindows (NTFS)の最大長はUTF-16で255文字6)なので、ZFSの255バイトでは全然足りんのです。 まぁ、日常的に85文字を超えるファイル名を使うことは、少なくとも自分は無いけれど、それでも1年に2~3回くらいは困る場面があるんだよね…

上記PRとは別に(?)最大長拡張の議論もなされており、開発のコアメンバーも認識はしている模様。互換性はどうなるんだとか、最大255文字で決め打ちしてるアプリで扱おうとした時にどうなるんだとか、色々気になる点はあるが、是非とも実現されてほしいところ。


6)
260文字という話もある。さらに近年は32768文字に拡張された

Windowsのローカルユーザーのパスワードをネットワーク越しに変更する

Ctrl+Del+Altからのパスワード変更画面で、ユーザー名をリモートコンピュータ名\ユーザー名とすると、ローカルPCアカウントと同じ要領でリモートPCのローカルアカウント(ややこしい)のパスワードを変えられるそうなんだけど、最近のWindowsでは以下のおまじないが必要だそう。

  1. コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行(レジストリ追加)
    • REG ADD HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanManServer\Parameters /v NullSessionPipes /t REG_MULTI_SZ /d SAMR /f
    • REG ADD HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa /v RestrictRemoteSamAuditOnlyMode /t REG_DWORD /d 1 /f
  2. Windowsファイアウォールで「Netlogonサービス」を許可

ファイヤウォールの穴あけまで言及してるサイトが殆どなくて結構ハマった。

  • start.1321090870.txt.gz
  • 最終更新: 2011-11-12 18:41
  • by Decomo